
フィッシャープライスの玩具、バイリンガル・わくわくピアノです。
ジャンク理由は、鍵盤を押しても、光らず音が出ない箇所があるというものです。
動作確認をしてみる
まずは電池を入れて、各スイッチの切り替えや鍵盤を押してみて動作確認をします。

結果はこのようになりました。
バツの付いているところが、光らず音も出なかった鍵盤です。番号でいうと、1・2・4・7ということですね。
ちなみに黒鍵にあたる部分は、音が鳴る仕組みは付いていないので、ただの飾りとなります。

ちゃんと反応すると、左上の星部分が鍵盤色に点灯し、音が鳴ります。
点灯が鍵盤色に変わるとは、少し凝った仕組みですね。音だけでなく目でも楽しめるのは良いと思います。
鍵盤の上のスライドを動かすと、ピアノやアヒルの音に変わり、鍵盤を押した時に楽しくなる仕組みとなっています。
日本語と英語両方が学べるというのもあり、結構人気があるみたいですね。
しかし音が出ないところがあるのは勿体ないので、分解して修理してしまいましょう。
- 全ての機械に言えますが、分解するとメーカー保証が無くなります
- 分解・修理・改造は全て自己責任でお願いします
分解する

裏面のネジを外していきます。
電池ホルダーはご覧の通り、ピカピカ輝いて綺麗です。まぁ音が普通に出るものがある時点で、電池ホルダーは問題ないですね…。

開けてみた様子です。
左側の鍵盤下辺りに汚れが見られますね。何かをこぼした跡のようですが、これは後程掃除をしましょう。
しっかり固定されている黒鍵を外してみます。

なるほど…色鍵盤を押すと、テコの原理のように上側部分が持ち上がり、基板裏のボタンを押す仕組みになっているんですね。

基板を持ち上げるとこのようになっています。
このゴムと基板の接点が怪しそうですね。
掃除をしよう

色鍵盤を取り払って、付着していた汚れを取り除きます。
髪の毛とかもやっぱり入っていたりするので、そういったものも丁寧に取り除きます。

さて基板の方ですが、ゴムを外すと、やっぱりメッキ部分に錆らしきものが見えました。
曇った感じになってしまっていますね。こうなるとちゃんと反応してくれなくなるので、磨いて輝きを取り戻してあげます。

電池を入れて動作チェックしてみます。
2番は先程反応がなかった鍵盤でしたが、スピーカー横のLEDが光っているのがわかりますでしょうか。オレンジ色に点灯しています。
光と共に音もちゃんと出ていましたので、解決できてますね。
この調子で他の鍵盤も確認していき、全て問題なかったので、元通りにパーツを戻していきました。
まとめ

今回は基板の汚れが原因だったので、掃除だけで簡単に修理できました。
接触不良の修理では過去に大掛かりなものをしましたが、それよりかは今回はとても簡単なものでした。

玩具は基板のチップが飛んでしまっていたら、修理不可能なものが多いですが、軽度の汚れぐらいだとすぐ復活できるものが多いです。
問題なく使える状態に戻ってくれて良かったです。