乳児~子供向けの英語教材として有名なディズニー・ワールド・イングリッシュ(Disney World of English)。
このDWEを「名前なら聞いたことがある」という方も結構いるかと思います。我が家は正規会員ではなく、体験で話を聞いた上で中古で購入したものを使っています。
DWEはなぜ人気の英語教材なのかその良いポイントや、「中古だと効果が得られない」と言われることの多いその理由などについても、書いてみたいと思います。
目次
娘に英語教育をしたかった理由
私は妊娠中の頃から、子供には英語教育に力を入れたいと考えていたのですが、理由は下記の通りです。
- 幼いうちから触れると、日本語のように理解してくれるから
⇒ 脳で日本語に一旦変換しなくても、英語のまま理解できる - 英語を活かして、楽しめる可能性が広がるから
⇒ 英語を通じて他者や他国について理解でき、楽しめる幅が広がる - 親戚が外国人だから
⇒ 妹の結婚相手が外国人なので、今後英語でコミュニケーションを取る機会が増えるから
①は、幼いうちから英語に慣れていると、1つ1つの単語を日本語に変換しなくても英語のまま理解できるようになるというものです。脳が日本語・英語の両方回路で機能するように、幼いうちから英語に触れる機会を作りたいと思いました。
②は、英語ができれば、例えば海外旅行でも現地の人とコミュニケーションが取れたり、メニューやパンフレットが理解できたりと、より楽しめる幅は広がると思います。
英語を活かした仕事に就く就かないは本人の自由ですが、将来の選択肢を増やすのは良いことかなと思います。もしかすると「英語が得意で良かった!」と思える場面も出てくるのかもしれません。
③は特殊なケースですが、今後親戚として長くお付き合いしていくことになりますし、いつか妹の子供とも英語で会話できたら良いですよね。英語ができた方が親戚とも会話を楽しめるだろうなと思います。
妊娠中にはいくつか育児本を読んでいましたが、そのうちの1つはこの本でした。
両親が日本人でも、子供をほぼバイリンガルに育てることができるという本です。
この本については後日記事にしたいと思いますが、これを読んで、出産後に「私だったらどのように英語教育をしていくか…」と考えていました。
DWEの体験を受けたきっかけ
3ヶ月健診で保健福祉センターへ行った際、帰りにDWEのアドバイザーの方から声をかけられました。
サンプルを貰い、無料体験についてはその場では一旦は断ったものの、後日電話がかかってきた際にはやっぱり体験を受けようと思い、日時を決めました。
ちなみに貰ったサンプルはマタニティセミナーのものとは少しだけ内容が異なっていました。
DWEは昔から聞く英語教材で、内容のレベルは高そうとは思ったものの、価格もかなり高いので手を出すのは避けてはいました。
そんな私がなぜ体験を受けたかというと、何が良いのかも詳しく知らずに避けるのはよくないと思ったのと、それまでに使っていた英語教材に満足していなかったからです。
DWEの内容を理解した上で、価格が厳しいなら諦める…それでも良いのではないかなと思った訳ですね。
体験を受けてみてどうだったか
体験で1つプレゼントがもらえたので、選ばせてもらったミニーちゃんのパペットです。しっかりした作りで、ディズニーランドに売ってそうなぐらいです。
さて体験を受けた感想なのですが、体験してとても良かったと思いました。
- パンフレットや資料、アドバイザーの説明で具体的に理解できた
⇒ 他社との比較・各教材の違い・教材同士の連動の強みなど - 実物の教材に触れて、良さを体感できた
⇒ 機器のクオリティーが高く、機能も予想以上に充実していた
①については、ネットから得られるDWEの情報もやはり限りがあるので、具体的にどう良いのかについて詳しく知ることができたのが良かったです。
特に連動については、それぞれ似ているようで、各場面が応用され展開されるようになっており、紐づけされて覚えていくことができるようになっていました。
②では、カードの読み取る機械・音の鳴る絵本の音声が、とてもクリアで綺麗に聴こえたのも驚きました。またカードも同じものを何度も流しても、流す度にメッセージがランダムに変わっていて、その種類がいくつもあったのも魅力的でした。
DWEは丸ごと一式揃えると100万円近くする高い教材です。一番安いプログラムだけを買っても16万円程はします。
でもなぜそんなに高いのか、その良さを知ったら納得もできる部分が多くありました。ミッキーたちを使っているから高いだけの教材ではありませんでした。
他の英語教材で失敗したもの
DWEの体験を受ける前から使っていた英語教材について、結局私には失敗だったな…と思うものを紹介したいと思います。あくまで、私の使い方による感想となります。
ユーキャン ディズニー マジカルストーリーズ
英語の絵本・朗読CDがセットになったものです。これはかなり古いタイプのもので、現在ユーキャンで販売されているものは、リニューアルされています。
英語のかけ流しが良いことは、初めに紹介した『おうちでバイリンガルの育て方』でも載ってましたし、娘にこのCDを聴かせようと思い買いました。英語CDを私も聴いて、娘に英語で絵本を読んであげられたら…なんてことも考えていました。
でもこれが合わないと思った理由は、乳幼児向けではないなと思ったからです。
内容はディズニーとはいえ、朗読スピードが英会話のラジオを聴いているぐらいの速さです。大人向けのレッスン的な感じです。
1,2歳ぐらいの子供に大人が話しかける時、恐らく聞き取りやすいように、ゆっくり丁寧に話しかけることが多いのではないでしょうか。
このCDだと1つ1つの単語が繋がってとても早く聞こえますし、丁寧といった感じの話し方ではありません。赤ちゃんから聴いて耳を養っていくには不向きだなと思いました。
とはいえ、DWEの中古教材を買うまでは、ずっとCDを聴き続けてはいました。昨年購入したCDラジオは英語教材でも活躍しているわけですね。
英語絵本60冊のセット
中国の英語教材と思われるものなのですが、英語絵本が60冊セットになったものです。
1冊8ページほどで持ち運びが便利なサイズであり、読み聞かせてあげるのに向いている絵本です。英語の単語も簡単な感じではあるので、応用すれば普段から赤ちゃんに話しかけるのに良さそうかなと思いました。
でもこれも合わないと思った理由は、発音が合っているか調べるのが面倒になってしまったからです。
一応各絵本にはQRコードが付いており、それを読み込むと音声も流せるのですが、発音を調べるのに60冊調べるのが面倒になってきて同じ本しか読まなくなってきたりして…。
たまにその英語で話しかけたりもしていましたが、段々少なくなってきてしまいました。
DWEで失敗してしまう理由
DWEは正規ユーザーでも失敗してしまうケースがあり、中古ユーザーだと格段に上がってしまいます。その可能性として考えられること、またその上でなぜ中古ユーザーに至ったのかを書いてみたいと思います。
与えれば誰でも英語ができる訳ではない
サンプルのビデオを見たり体験での説明によっては「子供が自ら楽しんで英語に取り組む」といった感じのを聞いたりするかもしれません。
ですが、教材をただ与えるだけでは成功しないケースがあり、年齢が上がってから取り組む場合は、特に難しくなる場合があります。
既に日本語で脳の回路が出来上がっていると、英語を見たり聞いたりしても、つまらないと思ってしまう可能性があるからです。日本語の方がわかるから、そっちの方がいいと嫌がるケースも出てくるようです。
なので、DWEは親も本気で取り組める環境でないと、効果が発揮されないケースが高いとされています。一緒に取り組んで、英語を勉強ではなく“遊びの1つ”として楽しめる時間を作ることが大切なのかなと思います。
娘は今はまだ赤ちゃんなのでCDを聴いたりやBlu-rayを見せていたりしますが、年齢が上がってきたら、もっと一緒に取り組む時間を作るようにしないと失敗してしまうな…と思っています。
アウトプットの機会がないと厳しい
正規ユーザーだと、会員費を払ってワールド・ファミリー・クラブというものに入れますが、これがとても重要だと思います。
オンラインでネイティブな先生たちのレッスンを受けれたり、先生たちや他のユーザーたちと直接交流できるイベントに参加することができるのです。そのような場を通じて、教材でインプットしたことをアウトプットできるわけなんですよね。
私達が幼い頃に日本語を覚える時にそうしてきたように、英語でも誰かとコミュニケーションを取らないと、英語レベルをさらに高めることや自分のものにしていくのは難しくなります。
これが中古ユーザーだとインプット止まりになり、何かしら手を打たないといけないため、例えば英会話に通わせるなどしてアウトプットの場を設ける必要が出てきます。
私の場合は、妹や妹の旦那とLINEかSkypeでテレビ電話を通じて、アウトプットの機会を作りたいとお願いしています。とはいえ、その頃に妹家族も生活が忙しく難しい場合は、オンライン英会話をする予定ではあります。
アウトプットの機会を作ることができるかもと思ったので、我が家では中古で教材を買うことにしました。
最初に買ったDWE教材
教材はいくつもありますが、私が中古で買った最初の教材はシング・アロングです。教材の中では最も人気が高いです。
正規購入だと約16万円ですが、中古だと約8万円で購入できました。半額とはいえ、やはり良いお値段ですね。
こちらは英語の歌のCD4枚、歌を朗読したCDが4枚、歌を映像にしたBlu-rayが12枚、あとは歌の本や使い方についての冊子という内容です。
このCDがかけ流しに良いんですよね。英語はシャワーのように浴び続けることが大事なため、1日出来るだけかけっぱなしで過ごすようにしています。Blu-rayの方は毎朝観せています。
ただ、毎回ケースに出し入れするとケースが傷む恐れがあるため、別のケースに入れてディスク類は保管することにしました。
Amazonで買ったケースで96枚入ります。
今後も教材は買い足していく予定なため、最終的にはこれぐらいの収納量があると、私の場合足りるなと思い選びました。
CDもBlu-rayも一緒に入れているので、機器に間違えてセットしないようにしないといけませんね。
元のケースたちは緩衝材で包んでクローゼットの上段にしまい込みました。いつかDWE教材を手放す時がきたら、ケースに戻そうと思います。
ブルーレイディスクレコーダーはそれまで持っていなかったので、教材の使用のために7月に購入しました。
エディオン会員向けの特別価格で、3万円台で購入できました。
今はこの前にベビーゲートを置いているので、ディスクの出し入れは若干しづらいですが、娘が誤って触ることがないのでそこは安心です。
シング・アロングの良いポイント
DWEの教材全般に言える部分もあるかもしれませんが、今はシング・アロングしか持っていないので、それについて書いてみたいと思います。
- 歌も会話も、乳幼児を意識して作られている
⇒ ゆっくりと抑揚をつけた話し方、丁寧で発音も綺麗 - 意図的に文法・時制を上手く織り交ぜた場面展開
⇒ 複数の使い方についても、まとめて自然に覚えられるように組まれている - 月年齢・年齢ごとに対応レベルが設けられている
⇒ 会話スピードが徐々に上がり、それぞれに適した内容になっている
DWEの教材は、プログラムによって【ブルー・グリーン・ライム・イエロー】と色分けされているものがあるのですが、その色ごとに意識して作られている内容が異なります。
①では青色のことを言っていますが、赤ちゃん向けにとても丁寧な歌い方・話し方がされているんですよね。発音も丁寧で、まさに私が求めていた英語内容でした。
また日本語が全く入っていないのも嬉しかったです。「これはリンゴ。Apple!」みたいに出てくることはなく、最初から最後まで英語しか出てきません。純粋に英語のみを覚える機会しか与えないところが良いなと思いました。
②についても重要で、文法・時制を意識した上で各場面が作られてあります。この意図的に多数しっかりと組み込んでいるのが、勉強らしさがなく自然に覚えられるように作られているので凄いなと思いました。
③については、段階ごとに内容が分けられていることで、最初はゆっくりだったスピードも、最終的にはネイティブが話すのと同じスピードまで上がります。幼い頃から鍛えていれば、その言語スピードまでついていけるわけですね。
内容も最初の段階は同じ言葉を繰り返して覚えていくものから、段々長い文章へと変化していきます。
内容が充実している教材だというのは、購入してより実感しました。DWEは私が産まれる前から販売されている歴史ある英語教材なので、英語に対する研究開発が違いますね。
DWEを親子で頑張ろう
こちらは8月頃の写真で、娘がBlu-rayを観ている様子です。今は歩行器に乗って観ていたりもしますね。
DWEを使い始めたのは4ヶ月過ぎからになります。「生後6ヶ月までの赤ちゃんは、LとRの発音を聴き分けられる」とのことらしいですが、聴き分けられているのかな…。
DWEに正規か中古かで取り組むのを悩んでいる方、体験だけでも受けておくことをオススメします。中古から正規になる人もいるぐらいなので、説明は聞いておいて損はないかと思います。
アドバイザーによっては、グイグイ来る人もいて嫌な思いをした人もいるようですが、私の担当者の方は好印象でした。契約しなくて申し訳ないですが…。
娘が英語を好き・得意になるかは、私の頑張り次第だと思うので、一緒に頑張っていきたいと思います。