不妊症だとわかり不妊治療をしていると、色々悩んでしまって日々を普通に過ごしたいのに、気持ちが沈んだり悲しくなることでてきます。
私も以前はその気持ちが強かったのですが、今は心の持ち方や考え方なども変わり、色々落ち込んでモヤモヤすることがあまりなくなりました。
どのようにすれば良いのかを、私なりにしていることをまとめてみました。
目次
私の不妊治療の経緯
前回まとめた記事がありますので、こちらをご覧いただければと思います。当時の落ち込んでいる様子も書いているので、内容に少し暗い感じもみられます。
今回の記事は、一旦産婦人科へ通うのをやめて再び通い始めた頃の状態である、今の私のことを書いています。
不妊のことを悩んで落ち込むのをどうすればいい?
自分1人じゃないことを知る
不妊症の人の割合がそれなりにあると言っても、妊娠できる人の割合の方がやはり多く、周りを見渡すと友人知人には妊娠している人ばかりがいるように感じてしまいます。
孤独を感じてしまうかもしれませんが、ネットやブログ・本などを見ると不妊で悩む人が多くいることがわかります。皆それぞれに日々葛藤していたりするのです。
もちろん不妊症の人が他にもいることはわかっていると思います。
でも「自分1人だけがこんな思いをしているわけではなく、皆が同じ気持ちでいるんだ」と改めて理解するのは大事です。
それぞれが離れた場所・異なる環境で暮らしていても、皆共通して「子供が欲しい」という希望を叶えるために不妊治療を進めていたりするのです。
なので孤独を感じて悩んだりせず、「皆もそうなのだから、私も頑張ろう」と前向きに考えるとよいかと思います。
深く悩んだところで状況は変わらない
昔の私がそうで、色んなことでモヤモヤと悩んでいましたが、不妊のことでいちいち悩んだところで状況が良くなるわけではありません。自分の心をただ暗くしていくだけです。
“行動に移す”ことは状況を変えられますが、ただ“悩む”だけでは何も状況を変えられません。
「深く悩めば子供ができる」というわけではなく、むしろそのせいで心身ともに不調になれば、妊娠の可能性も下がってしまいます。
「今妊娠できないのは悩んでも仕方がないことだ」と受け入れて、健康的に過ごす方がいいかと思います。
趣味に打ち込み、考えらえない状況にする
悩みたくないけども、意図的に考えないようにするというのは中々難しいです。
ですが、趣味に打ち込むことにより、不妊のことを“考えられない状況”にするというのは可能です。他のことに夢中になっていれば、わざわざ思い出して悩むことはないかと思います。
私の場合は植物の世話が特にそうで、成長具合が気になりあれこれ世話をしている時はもう完全に夢中になってます。ゲームも好きなのでそういうのでも楽しんだりはしていますね。
もし今までアウトドア系が趣味だったけど、コロナや不妊のことで人に会うのを躊躇うという場合は、この際自宅で楽しめる新たな趣味を見つけてみるのも良いと思います。
体を動かして運動をする
運動で汗を流すことは、悩みやすい心をスッキリさせてくれる効果があります。
コロナでジム通いは難しいかもしれませんが、自宅でも体を動かすことができます。
オススメは以前紹介したSwitchのゲーム【リングフィットアドベンチャー】【フィットボクシング】などです。
どちらのゲームも舐めてかかると翌日には筋肉痛になるレベルのゲームで、フィットボクシングなんかは運動開始から30分後には汗だくになってます。
「汗を流すと気持ちが良い!」というのは、体だけでなく心でも強く感じられますね。
癒されるものを傍に置いてみる
癒しグッズを身近に置いてみることで、心を優しくほぐしてリラックスした気持ちにさせてくれるのも良いと思います。
お風呂が好きな人は、幻想的に光るライトを置いてみたり、良い香りの入浴剤を使ってみたりと癒しの空間を作ってみるのも素敵かと思います。
アロマランプを焚いた部屋で、部分マッサージ機を使って体をほぐすのも良いかもしれません。
私の場合は元気そうな植物を眺めたり触ったりして癒しを感じます。“植物から元気をもらえる”というのは、育てているとほんとにそうだなと思いますね。
不妊治療は夫婦で協力し合う
原因は片側でも、2人の問題
不妊症は女性側・男性側なのか、両方に問題があるのかは、それぞれ夫婦によって異なります。ですが片側だけが問題だったとしても、問題ないと判断された側もしっかりサポートしていく必要があります。
女性に問題があった場合、検査や治療では精神面だけでなく肉体的にも苦痛を伴うストレスが結構多いです。私が子宮卵管造影検査をした時、途中気分が悪くなり吐きそうになる場面もありました。
不妊治療の段階を上げていくごとに、そのストレスはさらに大きくなってきます。費用も高くなる上に体への負担も大きく、色んな面で辛い選択になります。
そんな時、男性側は「自分は問題なかったし、どうしようもないから…」と何もしないのではなく、女性に合わせて心身のケアやサポートをして、共に協力し合うことが大事です。
「私だけが治療に臨んでいるんじゃなくて、2人で臨んでいるだ」と思われるサポートができれば、女性の気持ちも随分と救われるかと思います。
男性側に問題があった場合も同様で、女性がケアやサポートをしながら、夫婦で協力していくことになります。
協力し合えないとどうなる
協力し合えないと、ストレスから互いの不満がぶつかることで喧嘩になり、妊活をするのも嫌になってしまうほど、関係がギクシャクしてしまう可能性が高いです。
この協力というのは、サポートをする側だけが大事というわけではなく、治療を受ける側も自分も相手の気持ちに寄り添うことを忘れてはいけないので、どちらも大事なのです。
不妊治療は受ける側だけが辛い気持ちでいるのではありません。サポートする側も同様に、辛い気持ちでいるのです。
なので互いに思いやりの気持ちを大切にしながら、二人三脚で治療を進めていくと、その先に何があったとしても2人で乗り越えていけると思います。
不妊症の友人とどう接したらいい?
悩みを話してきたら、聞いてあげるだけでいい
不妊症の友人が「中々子供が出来なくて、色々治療もしているんだけど…」と話をしてくるようであれば、聞いてあげるだけでいいと思います。
へたにアドバイスをすると、「何も知らないのに、そんな事言わないでほしい!」という風に思われる可能性もあるでしょう。これは相談ではなく、ただ心の中に溜まった愚痴や悩みを吐き出したいだけだったりするのです。
ですが不妊症の人は、そうでない人の前ではあまり悩みを言う事は少ないかと思われます。それは経験した人にしかこの気持ちを理解してもらえないので、色々言われて傷つくぐらいなら話したくないというのもあるからです。
私も友人の前では悩みを吐き出すという感じではなく、そういう話になってしまった時は「まぁ頑張ってるけど、中々思うようにいかないんよね~…まぁ難しいね」という感じで重くならないように話をしています。
深刻に話されると友人もどう対応すればいいか困ると思うんですよね。なのでさらっと現状報告だけにしたりしています。
何も話して来ないなら、自分から聞かない
話さないということは、触れられたくない話ということなので、自分から聞くことがないようにした方がいいです。
その話題を避けて会話を楽しむ際、自分に子供がいて会話の中で子供の話題が出てきても、一応問題はないです。
“子供がいる友人”と知った上で会っているわけなので、家族の話をしていたとすれば話題に出さない方が中々難しいと思います。
「私の子供はこんなに可愛くて…」等の自慢話が始まれば嫌な気持ちにさせる可能性は高いですが、普通に話す分には大丈夫です。
まとめ
昔はリセットが来るたびに「あぁ…また生理か…今回はいけると思ったのに…」という気持ちで毎回落ち込んでいました。
今は「あ~また生理かぁ…もうなんでくるんよー!」ぐらいの気持ちの違いがあります。
最初の項目でも書いた通り、悩んでいても仕方がないことなので、さらっと落ち込みまた次へ向かう方が負担が少ないんですよね。
趣味など楽しみながら、心を穏やかに過ごしていきたいです。