COCORIANGドール用の前髪パーツを自分で作ってみました。
公式販売されているものを再現したものになります。
目次
前髪で印象の変わるドールたち
ドールの前髪パーツは、公式では多数販売されているのですが、装着するとドールの雰囲気が変わって見えるんですよね。可愛らしさが増したり、クールでカッコよく見えたり。
前髪パーツは公式サイトでは一部のカラーしか買えないようですが、イベントや限定販売のだと特別なカラーのも手に入るようです。色んな前髪によって、ドールたちがより個性的になるんですよね。
私も前髪パーツをちょっと試してみたいと思っていて、形的に自分で再現できないかなとパーツ作りに挑戦してみることにしました。
前髪パーツの製作
私が使う粘土といえば石粉粘土が多いのですが、今回は今まで使っていた100均の粘土ではなく、画材店で手に入るラドールを使いました。
実はラドールが私が一番好きな石粉粘土です。昔はこれをよく使っていました。
100均の石粉粘土でも、今まで色々作品を作ってYoutubeに載せてきているわけですが、きめの細かさではラドールは強いです。
石粉粘土は乾燥するまでは柔らかいので、1回で自分好みの形に仕上げるのは難しいです。乾燥させては盛ったり削ったりを繰り返しながら、徐々にそれらしい形に仕上げていきます。
成形ではピンセットやヘラなどがあると作業がしやすいですね。形が整ったら、ヤスリを何度もかけて滑らかにして、ジェッソとマットバーニッシュを塗って仕上げました。
そうして仕上がったのがこちらの前髪パーツです。
写真では分かりづらいですが、裏面は少し凹みを付けてあり、ブル・タックを付けてドールに装着しやすいようにしてあります。
使用した画材で「あれ…?」と疑問に感じた方がいるかもしれないので理由を書きます。
- 石粉粘土が白色なのに、わざわざジェッソ(白色)を塗るの?
⇒成形中に少し変色してしまうこともあるから(金属の色移りなど) - ジェッソは下地なのに、そのまま仕上げ剤を塗るの?
⇒ジェッソは下地剤だけども、白い絵の具代わりに考えてみた - どうして色を塗らなかったの?
⇒綺麗に塗装できる自信がなかったので、違和感のない白色で仕上げた
①粘土をこねていると、小さな埃の混入や金属の色映りなどで、色が変わってしまったりもするんですよね。なので粘土自体が白色であっても、白色をあえて塗って統一させました。
②ジェッソは下地剤ですが、白い絵の具代わりに私は使うことがあります。絵の具の白色は他の絵の具より消費が激しいので、白しか使わない場面ではジェッソに助けてもらってます。
③公式販売されているパーツは、エアブラシ等で均一にもしくはグラデーションを付けて上手く塗装してあるかと思いますが、私は手塗りで上手くできる自信がなかったので、白色にしています。
あくまで私のやり方ではありますが、こういった理由で画材を使って仕上げました。
服は昔に作ったドレスのリメイク
今回ドールに着てもらった服は、セーラームーンのセレニティのドレスにしました。
このドレスは昔別のドールに作ったもので、サイズを失敗して1度は処分しそうになった服です。COCORIANGのドールに着せると丁度良かったので、残しておいて良かったです。
後から飾りを付けて、セレニティらしい雰囲気に仕上げてみました。まぁ歪さは結構あるんですけどもね…。
パニエはこれも別のドールに作ったものを、こちらで使ってみることに。パニエがないとボリュームが寂しいドレスになるんですよね。
服の動画は撮っていなかったので、完成品のみでの紹介となりましたが、メインは前髪パーツなのでこちらはおまけという感じで載せていました。
お着替えして完成
前髪パーツを装着しての写真撮影はこんな感じです。
ドールアイは公式販売のCosmic1を使用しています。
セーラームーンのコンパクトと共に撮影してみました。
もっと色んなポージング・アングルでの撮影ができればいいのですが、表現力がまだまだ乏しいですね。
ちなみに動画内では、ドールを回転台に乗せて撮影もしていたのですが、その回転台はAmazonで購入したこちらを使用しました。
COCORIANGのドールは小さいので、1体乗せるだけならこの回転台で充分な大きさでした。お値段も手頃だし、購入して良かったですね。
Youtube動画はこちら
ブログに載せているものとほぼ同じですが、動画内では前髪を装着して回転台に乗せているシーンもあるので、前髪によって印象が変わるのがわかりやすいかなと思います。
カメラも寄って撮影したりと、スマホ画面からでもお顔が確認しやすいようにしています。
まとめ
今回のドレス姿で一番似合っているかなと思ったのは、装着しているこの前髪。
前髪パーツ、自分でも一応製作することができて良かったです。
ただ手塗り作業のため、つや消しのマットバーニッシュでさえテカリが出てしまっているのは少し残念ではありますね。これがスプレーでの仕上げだったら、マットな仕上がりになっていたはずです。
昔はスプレー塗装をやっていた時期もありましたが、最後の缶の処分に苦労するので、もう買わなくなっちゃったんですよね…。
公式の方が形は滑らかで塗装も綺麗だし、やっぱり繊細さが異なるなと思いますが、一応自分でもパーツを仕上げられて良かったです。
今後のドール動画でも、この前髪たちが度々登場するかも(?)しれないですね。