リフォーム時に建具交換をしなかったクローゼットが、先日調子が悪くなりました。
何とか無事に直ったものの、どのように対処したのかを書いてみたいと思います。
目次
寝室のクローゼットが破損!?
6帖部屋は寝室として使用していますが、そのクローゼットが上手く使えなくなりました。
写真は既に修理済みの様子でわかりづらいですが…。ぶら下がっているのは、夫が独身時代から使っていたナマケモノのティッシュケースです。
具体的な破損内容としては、“右側の扉を閉めようとすると、途中でギギギと滑りづらくなり閉まりづらい”というものです。
この部屋のクローゼットは、リフォーム時には特に調子は悪くなく、一緒に交換しなかったものなので20年以上の使用感があります。
ちなみに他のクローゼットに関しては、LDKのは押入れ→クロ―ゼットに、5帖の部屋のは元々クローゼットの調子が悪かったので新しいものに交換してもらっています。
破損原因は何か
閉まりづらい原因ですが、扉をよく見ると上部だけが斜めに傾いていたんですよね。
片側の端部分が軸となり固定されているはずなのに、扉ごと一緒に動いていたため、扉が傾いて閉まりづらくなっていたのでした。
上部の金具を拡大すると、このようになっていました。
この金具は本来動いてはいけないのに、緩んでいるようで一緒に左へ移動していたんですね。もしそのまま使い続けていれば、いつか本当に扉が壊れる可能性もあったので危険でした。
上部が一緒に動いているとわかった時は、業者に修理依頼が必要かと思いましたが、金具にはナットが付いていたので「これを回して固定すれば直るのでは?」と思いました。
家にあるレンチで直す
修理をするため、私の工具箱からモンキーレンチを取り出しました。
私が持っているレンチは150mmのレンチになります。ナットに合わせてサイズを変えられるので、色んなタイプに対応できて便利です。
レンチの値段はもっと安いものもあるので、好みでメーカーや素材で検討されるのも良いかと思います。対応サイズも選択する必要があり、我が家の場合ですが、家具類は大体これで対応できました。
よく組み立て家具などを購入すると、簡易的な薄いレンチも付属しますよね。家具を購入する度に増え続けるレンチに「いつか分解する時に…」と思って、取ってある人は多いと思います。
私も過去には取っておいてましたが、「やっぱり1本にまとまってる方がいいわ!」と思い、これを購入しました。
家具の分解処分、もしくは引っ越し時に分解等、普段は使わないけどもいざという時に必要なことがあったりするものです。今回のようにとっさに修理が必要な場面でも、持っていて良かったと思います。
私が持っている工具で、他にオススメのものはこちらで紹介しています。
金具固定での注意点
今回の金具の固定位置についてですが、完全に端に詰めて固定してしまってはいけません。
扉を完全に開けた状態にした時に、最低1cm程は隙間が必要になります。
この写真では撮影がしづらいため、完全に開けきってませんが、このように少し隙間を空ける必要があるということです。
この隙間は、扉を完全に閉めた時には5mm前後になります。この適切な幅の隙間がないと、板が枠とぶつかって閉まらなかったり、無理やり擦りつけてしまったりもします。
ただ私も素人なので、壊れていない左側や下部との隙間を見ながら、間隔を夫と一緒に調整しながらナットを閉めてもらいました。
ナットを閉めてもらった後は、クローゼットはスッと動くようになり、ちゃんと元通りに使えるようになって安心しました。
今回は写真のような金具での調整方法を記載しましたが、クローゼットの種類によっては、やり方も違う可能性があります。もし似たような金具で同様の不具合がありましたら、参考にしていただければと思います。
もし扉交換したら金額は?
クローゼットは毎日何度か開閉するものなので、経年劣化でいつかはこの程度の修理では直らず、業者に頼らざるえない場合も出てくるかと思います。
ほんとはリフォーム時に交換しておいた方が良い部分でもありました。扉の交換をしたらいくらになっていたのか、リフォーム時の見積書から建具の値段を探してみました。
LDKで使用しているPanasonicのと同じタイプを入れるとすれば、建具の金額だけで49,000円台していました。これでも定価から50%引きなんですけどもね…。
これは2年前での価格なので、現在では高騰しているでしょうし、これだけのための人件費や前の建具処分費なども考えると、ざっくり10万円近くは必要なのではないかと思いました。
クローゼットの交換だけで10万円…ひぇーっ!
まぁ我が家はその時交換しなかったので今に至るわけですが、金銭的に余裕のある方は交換しておくと、今後何十年と安心はできるかと思います。
こういった部分は交換するべきか見送るべきか、その時に判断するのが難しいですよね…。
まとめ
今回はクローゼットの上部が緩んで移動していたために、扉の開閉がおかしくなっていたというものでした。
もしランナー部分が破損していれば、業者に頼らないと無理だったかもと思うので、簡単に直せるものでほんとに良かったです。