以前から観たいと思っていたアニメ映画『竜とそばかすの姫』がプライムビデオで配信されていたので、昨日夫と観てました。
今回はその感想についてです。
目次
7月に地上波で放送される予定だった
この映画は本来であれば、7月8日に金曜ロードショーで放送予定でした。
しかしこの日は安倍晋三銃撃事件があり、各局放送が大きく変更となったため、映画の放送も延期となりました。一応金曜ロードショーの公式サイトでは、9月23日に放送予定とされています。
9月まで結構先に感じますが、もしAmazonプライム会員に入っていれば、プライムビデオで配信もされているので観ることが可能です。(8月3日より配信開始してます)
我が家もプライム会員に入っているので、今回この映画を観ることができました。
ストーリーのあらすじ
高知県に住んでいる高校生すずは、幼い頃に母と一緒に歌うのが大好きな少女であったが、母を事故で亡くして以来、歌が歌えなくなってしまう。また、周りからも心を閉ざしてしまうようにもなる。
ある日親友のヒロが、全世界50億人以上が集うというインターネットの仮想世界、【U(ユー)】に参加することを勧めてくる。
Uはユーザーの生体情報を読み取って【As(アズ)】と呼ばれるアバターを作成する。そのアバターを用いて、ユーザーが仮想空間を楽しむというシステムだった。
すずもアバターを作成すると、自身と同じそばかすのあるキャラが出来上がり、名前をベルと名付けた。
すずはベルとなっている時は自然と歌うことができ、自作の曲を歌って多くのユーザーたちに披露しては、ファンを増やしていく。
大人気となったベルは、大規模コンサートを開催することとなる。会場で歌を披露しようとしたその時、外部から<竜>と呼ばれる者が、自警団から逃れるため侵入してくる。
自警団と竜が会場で戦闘を繰り広げた結果、コンサートは中止となってしまう。
その後、竜の正体は誰なのかを突き止めようと世界中が動き出す。すずたちも正体を探しつつ、Asで彼と接する機会を重ねていこうとする。
果たして竜の正体とは一体?
すずは、竜にどのように向き合っていくのだろうか…。
映画の感想
始まりから惹き付ける歌声と映像美
主人公すずとベルの声優を中村佳穂さんがしているのですが、この方は元々音楽活動をされている方で、映画での歌のシーンも彼女が歌っています。
映画の中でもわかりますが歌声がとても綺麗なんですよね。
映画の始まりで流れる歌〔U〕は、曲のテンポがとても良くて、ファンは好きな人は多いと思います。他にもいろんな曲が出てくるのですが、ライブを観ているような気分になりますね。
「あぁ、この映画館でこれ観たら感動しただろうな…」と、観に行かなかったことをちょっぴり後悔しました。大迫力の音響でこの音楽を聴きたかったですね。
美女と野獣に似ている?!
実はこの作品、ディズニー映画の『美女と野獣』を観たことがある人ならすぐにわかる程、途中で似ている個所がいくつも出てきます。
私は「このシーン一緒やん!」って何度も思いながら観てました。監督も感化されているというコメントもあるそうなので、あえて寄せているというのはあるようです。
考えてみれば、すずの仮想空間での名前が、ベルというのもその要素があったわけですね。
ただ途中のシーンは似ているところがあっても、ストーリーの肝となる部分は違うので、別作品として普通に楽しめます。
仮想と現実の世界で示す、すずの力
竜と会う機会を重ねるごとに、少しずつ竜のことを理解したくなってきます。
拒絶する竜と心を通わすにはどうしたらいいのか…自分に何ができるのか。仮想空間だけでなく、現実世界でもすずは行動に移します。
彼女の成長を映画では感じることになるかと思います。
ストーリーは良し悪し意見はあるけども
ストーリーについては一応は丸くおさまったのかなと思いますが、色んな人間模様など過ぎてる感は確かにあるかもしれません。
細川監督の作品は『サマーウォーズ』でも仮想空間が登場しましたが、『時をかける少女』が『バケモノの子』などはそうではないので、映画の系統は一緒というわけでもないですね。
ただもしかすると、また数年後に仮想空間をテーマにした作品が登場するかもしれませんね。
まとめ
観たいと思っていた映画が延期となって残念に思っていましたが、プライムビデオで観ることができて良かったです。
プライムビデオだと途中でCMが入らないから、そのまま集中して観ることができますしね。
もし地上波で観ようと待っている人がいましたら、9月23日は録画を忘れずにしておきましょう!