土曜になる前に作っていたものがあります。
それがジャガイモのショートブレッドです。
母はこのショートブレッドが好きなので、前もって作っておくことにしました。
目次
シリコンスチーマーでジャガイモを蒸す
作る時はジャガイモをシリコンスチーマーに入れて電子レンジで温めています。
ジャガイモの表面の土を落としたらスチーマーへ。600wのレンジで3分温めたら、裏返してまた3分と繰り返していきました。
3分を4回、計12分で良い感じになりました。ジャガイモの大きさや量によって回数は変えています。
写真ではジャガイモの皮が少しふやけているのがわかります。この状態になったら、蓋を被せたまま5分程置いておきます。蒸らすようなそんな感じです。
2回目以降から取り出す時点で、かなり容器が熱くなっているので、やけどに注意です。
フォークで押さえながらトングで皮を掴むと、スルスルと皮剥きができます。
あの硬かったジャガイモの皮を、薄く剥くことができるのです。
剥き終わったら、後は少し気になる芽の部分を取り除きます。
これを残りの分も行っていくという感じです。このやり方は母がよくやっていた方法でした。色んな野菜をスチーマーを使って便利に調理しているのを見て凄いなと。
なので1人暮らしを始めた時にも、このスチーマーは最初に買いました。たたんで収納もできるし、長持ちするのでとても便利です。
砂糖はいつも、きび砂糖
これも母がずっときび砂糖を買っていたので、私もきび砂糖を使っています。
親の影響は色々なところで出てきますね。優しい甘さで美味しい砂糖です。塩と同じサイズの容器に入れてますが、色が違うので取り間違うことがないというのも助かってます。
自分で買う砂糖は、今のところこれ以外は買ったことがないです。
材料を全て入れて固めて焼く
潰したジャガイモに、砂糖・小麦粉・バター・バニラエッセンスを入れます。
この時ちょっとボールが小さかったかなと思ってしまったりも。
だけど何とか生地はしっかり混ざりました。
多少ジャガイモの小さな塊が残っていても大丈夫です。
ラップに包んで冷蔵庫で少し固めます。
今回はたくさん作ったので、2つに分けてラップに包みました。冷やした後は包丁でカットして天板に乗せていきます。
フォークで穴を少し開けてあげればそれらしくなりますね。オーブンで様子を見ながら焼き上げました。
完成したショートブレッド
そうして焼き上がったのがこちらです。焼き色は見えませんが火は通っています。
形はどれも歪ですが、手作りらしさということにします。この時点ではかなり柔らかいので、1枚ずつスパチュラを使って静かに持ち上げて移動させました。
1回では天板に乗せきれなかったので、この後はまた次の分も焼き上げました。
こうしてたくさんのショートブレッドが出来上がりました。
見た目はちょっと地味で、映えるようなお菓子ではないかもです。
ですが、食べるとジャガイモの良い風味とほんのりした甘さで癒されます。レシピにもよると思いますが、冷めてもとても柔らかいです。
ジャガイモを買うと、定期的に作りたくなるお菓子ですね。
このお菓子を作ると思い出す
このお菓子を作る時は、父のことも思い出します。
父は甘いものは嫌いじゃないけど普通かな程度に思っているような人でした。
最後に入院する前、家にいた父は病気で普段の食事をほとんど口に出来ずに弱っていました。でもその頃、私がたまたま作ったショートブレッドを自ら進んで口にしてくれたのです。
そしてゆっくり食べながら「美味しいな。」と言ってくれました。
甘さも控えめで、柔らかかったのが食べやすかったようで、いくつか食べてくれました。驚いたのと同時に、父が美味しく食べられるものがあって良かったと嬉しく思いました。
それが思い出として、私の中でずっと残っています。
まとめ
素朴な感じのショートブレッドですが、シンプルながらも優しさがあります。
夫もこのお菓子は喜んで食べてくれます。皆に受けが良いこともあり、私はこのお菓子は作るのも好きです。
土曜に母に見せるとやっぱり喜んでくれました。ラップにたくさん包んで持って帰ってくれたので、残りは夫と一緒におやつとして食べることにします。
またしばらくしたら、たくさん作ろうと思います。