いよいよ妹の結婚式当日となりました。
私達は服を着替えて、早朝妹の家へ向かいました。
目次
妹の結婚式のヘアメイク
妹の家に到着後、協力し合いながら私と母の髪型をそれぞれセットしていきました。妹は自宅にヘアメイクさんを呼ぶということで、その時間までに何とか私達の髪型は完成しました。
そしてブライダルメイドをしてくれる妹の親友2人も到着し、続いて妹のヘアメイクさんも到着しました。妹は予定通り3時間以内にメイクと髪型が完成して、ドレスも着用しました。
その後予約していたタクシーに、妹とブライダルメイド、私達が乗り込んで結婚式場へと向かいました。
オーストラリアと日本の結婚式の違い
オーストラリアでの結婚式は、日本とは異なる点が色々ありました。
ただオーストラリアだからというより、海外だから日本とは異なるという点もあるかと思います。
式を挙げないと入籍できない
オーストラリアでは、結婚式を専門の資格を持った牧師(立会人)がいる状態で行わなければ、入籍ができません。書類だけを役所に出せば入籍できるものではなく、結婚式を行わないといけないんですね。
式場で誓い言葉を交わした後、新郎新婦は必要書類に記入をし、両家の親もその時書類にサインをしていました。
日本のように、式を挙げなくても書類だけで入籍できるというものではないのでないんですね。
自分達で1から準備していく
日本だと結婚式・披露宴は、ドレス・食事など細かな部分が全て含まれてセットになったもの利用するのが主流だと思いますが、海外だとそうはいかないケースもあります。
まずドレスは日本のようにレンタルというのがなく、自分で購入して準備することになります。ヘアメイクなども自分で見つけて予約をします。
妹は結婚式ができるレストランを会場として押さえていましたが、飾り付けでは生花を販売している業者に手配していましたし、会場で曲を流してもらうためのDJも手配していました。
日本のように結婚式場に予約すれば、全て込々で行えるという感じではなく、全て自分達で作り上げていくというスタイルだったのが驚きました。
またメールなどで連絡を取っていても、「承知しました」というような完了の返事がない業者も多く、「本当にちゃんとやってくれるのかな…」と不安な面もあったようです。
DJなんて結婚式前々日に「この曲はやめて、こっちに変えた方がいいんじゃないか?」という返事が来たりもして、だいぶ前から連絡しているのになんでやねん…という対応もあったようです。
会場への設置物も、前日に自分達で会場へ持込み、当日それらを全て引き上げて帰ってきていましたね。
結婚式場まで会わない・ファーストルック
結婚式当日、式場で新郎新婦は初めて互いの姿を見せ合います。花婿は初めて花嫁のドレス姿を見るんですね。
なので妹は同棲はしていたものの、結婚式前日は義弟は別のホテルで宿泊していたわけです。
妹はネットでドレスを購入し、届いた時は見られないように隠していたのだそうです。ちなみにドレスを買うのが主流の海外では、仕立て直してくれる業者は多いので、妹もサイズ直しの依頼をしていました。
結婚式場で新郎新婦が初めて顔合わせ…ドキドキしますね。
ブライズメイドがサポート
海外では結婚式の際に、花嫁はブライズメイドを友人などにお願いすることがあります。
花嫁の身の回りのお世話や盛り上げ役としてサポートしてくれる人のことで、新郎の場合はベストマンと呼ばれます。
妹は親友のタイ出身の子とネパール出身の子の2人に依頼していて、義弟も2人の親友にお願いしていたようです。ブライズメイド・ベストマンの衣装も新郎新婦が用意します。
結婚式でファーストダンスをする
日本ではほとんどありませんが、海外では終盤に新郎新婦が踊りを披露するファーストダンスがあります。
ムーディーな曲がかかり、最初に新郎新婦のファーストダンスが始まり、そして新郎の両親・妹さんと彼氏さん、そして私と母がダンスしました。その後、ブライズメイドや色んな人が入ってダンスをしていましたね。
日本人にはダンスの習慣がないから、ちょっと恥ずかしくなってしまいますね。
その後はノリのいい曲に切り替わって、踊りたい人が好きに自由に踊るというスタイルになっていました。
会場に到着、挙式の様子

タクシーで到着したのは、PILU at Freshwater(ピル・アット・フレッシュウォーター)というお店です。すぐ近くにフレッシュウォーター・ビーチがあります。
結婚式はガーデンでおこなわれました。
今回司会進行役でもある立会人の方は、国際結婚をされている日本人の方で、私達にもわかるように、日本語でも訳してくれながら進めてくれました。
しばらくして、母と妹がバージンロードを歩いて登場しました。

私は膝に父の遺影を乗せて見ていたのですが、2人の姿を見ながら泣いてしまいました。
父も妹の花嫁姿をどこかで見てくれていたかな…。
当日まで妹が心配していた天気は、この時快晴でした。日差しがかなりきつくなってきて、途中から肩がジリジリ焼けるほど暑くなったりして。

誓いの言葉のシーンですが、青い海がバックにあるので風景もとても良いですね。
この後必要書類に記入して、新郎新婦は花吹雪と共に一旦退場し、立食パーティ風にお摘みとカクテルが振舞われました。
妹は現地に住んでいる日本人の友人も招待していたので、何人かとお話しができて私達はホッとしていました。
しばらくしてから披露宴の会場へ案内されました。
披露宴会場の様子

室内は花と花瓶も白で統一された会場となっていました。

窓からは海が一望できます。海が見えるロケーションが好きな人にとっては、嬉しい会場ですね。
途中雲行きが怪しい時もあったのですが、結局1日晴れていたのでほんとに良かったです。

- 左上:キハダマグロのカルパッチョ
- 右上:ブレザオラとブッラータチーズ
- 左下:ローストした子豚のジュース添え
- 右下:ブラックアンガス牛のテンダーロイン
メニューは翻訳すると大体こんな感じでした。
料理は次々と運ばれてきて、自分の皿に取りわけながらワインと一緒に楽しんでいましたね。

- 左上:カボチャのピーナッツ合え?
- 左下:マルサラとコーヒーのババ
料理は最後のデザートまで美味しかったです。ババには洋酒がたっぷり染み込んでいました。
ケーキはシンプルながらも可愛らしい2段のケーキでした。ケーキカットを終えた後に、ファーストバイトがあり、その後お皿に取り分けられたものが配られていました。
スピーチは家族や友人などが食事の合間に何度かあったわけですが、母も用意していた手紙を広げて英語でスピーチしていました。私はマイクを母の口元に持っておくだけの仕事…!
母はかなり緊張していましたが、堂々ハキハキとスピーチしていて立派でした。周りにも気持ちが伝わったようで、新郎の母親やブライズメイドなど、周りの人々が何人かスピーチを聞きながら涙を流していました。
ファーストダンスの後は、私達もぎこちなくダンスし、その後妹は友人たちとノリ良く楽しく踊っていました。
その後、私は新郎の母親に誘われて一緒にダンスをしたり、妹たちに混じって一緒にダンスもしました。誘われたらそこはノリ良く…まぁ段々緊張もほぐれていきましたね。
結婚式終了後は、会場の後片付けを少し手伝いつつ、タクシーで妹宅へ。着替え終わった後はブライズメイドたちとも色々お話をしました。
夕食のため街へ行く
結婚式も無事終わり、妹夫婦も疲れているだろうし、2人でゆっくりしてもらおうと思ったのですが…。
「電車乗って一緒に夕食行こう」と言われ、かなり驚きました。
いやいや、2人ともどんだけ元気やねん!むしろ私達より元気やん…!
新婚の邪魔をするのもなぁ…と思いましたが、2人は特に気にしていないようで、結局一緒に街へ出掛けることになりました。
ショッピングも兼ねて、マッコーリーセンターへ行きました。

いろんな飲食店がありましたが、MAD MEXというチェーン店のメキシコ料理を食べることにしました。
店の閉店時間が近かったので、料理だけ買ってフードコートで食べることにしました。

妹と私達はチキンタコス、義弟は右上のメキシカンライス?を注文していました。
一口食べてみてと言われて味見もさせてもらいましたが、お肉は柔らかくほぐれて、豆やチーズなど具だくさんで美味しかったです。チキンタコスももちろん旨かった!
この後、少しだけお土産になるものを買って帰宅しました。朝から気が張っていたので、夜は疲れてぐっすり眠れました。
5日目に続きます。。。