実は以前から探していた絵本があったのですが、それが最近になってようやく見つけることができました。
私が子供だった頃、眠る前に父から読んでもらっていた昔話の本でした。
目次
タイトルが思い出せなくて
子供の頃に読んだ絵本は、長い間妹の部屋にありましたが、妹が昔に何度か部屋を整理するうちに絵本類は処分していました。
まぁその昔話の本も、何度も読み過ぎて表紙などは結構ボロボロになっていたので、置いておいても次使えるかといえば怪しかったですが…。
でもちょっとでも気になったのなら、私がちゃんと引き取って置いておけば良かったのにね…。
娘が産まれたことでその絵本を買い直したいと思ったのですが、肝心な正式なタイトルが思い出せなかったので、中々検索に引っかかりませんでした。
私は「もう出会うことができないのかな…」と落ち込んでいたのですが、諦めきれずに単語を変えながら検索を続けていたら…ようやくヒットしたんです!
絵本の表紙を見た瞬間「これだ!!」と大喜びしました。ドキドキしながら購入して、届くのを楽しみに待ちました。
フレーベル館の 日本のお話100
この表紙の雰囲気だけは、ぼんやり覚えていました!いやーほんと懐かしい…!
文字は“100”だけ覚えてましたが、“日本のお話”という部分がうろ覚えでした。タイトル短いのになんで覚えてないねんって話ですが…。
この本は今は重版されていない本のようで、100という名前の付く絵本は他にもたくさんあるため、そちらの方が検索に引っかかってたんですよね。
発行年は1994年で、しかも初版です!
この本の人気度はわからないため、初版以外が存在するのかはわかりませんが…。
本自体は大きくて厚みがあり、元々は定価2,200円する本なのですが、安く購入することができました。多少高くなっていても買うつもりでいましたが、運が良かったです。
しかも古い本にも関わらず、状態は新品のような綺麗さでした。表紙はもちろん断面や内部も全く焼けがないんですよね。
開いて読まれた形跡すらないので、ずっと倉庫で眠っていたものだったのかな?と思ったりしています。
とにかく、大人になってからこうして再び出会えて嬉しいです。
本の構成はこんな感じ
- 最初の方のページは、有名な昔話
- イラストは挿絵で、最初の方はカラーで後半は2色刷り
- イラストは少し登場するのもあれば、1面丸々使うのも有り
- イラストは各話ごとに担当する絵師が異なる
- 昔話は短い内容もあれば、1話で数ページにわたるものもある
最初の方は有名どころの昔話が続くので、挿絵もカラーで気合いの入った感じがありますね。
私がこの本で良いなと思ったのが、やっぱり昔話の内容ですね。ページに収まるように多少の端折りはあるのかもしれませんが、「えっいきなり話がここへ飛ぶの?」みたいな変にぶっ飛んだ感じのものがない印象です。
以前紹介した絵本は、いくつも昔話が入っていることは魅力的でしたが、1話を1~2ページに収めようとするために、だいぶ端折っている部分があるのがやはり気にはなりました。
自分がよく知っている昔話の場合、子供にその魅力を伝えきれなくてモヤモヤしてしまうんですよね。まぁ娘はまだ赤ちゃんではありますが…。
今回の本は長い話だと数ページにも渡るので、ストーリーの構成もしっかりしている方かなと…。
まぁ一番しっかりした内容を求めるなら、1話1冊になった本を選ぶ方がいいのかもしれませんが、短すぎず長すぎずで程良いかなと思いました。
父と絵本の思い出
私が子供だった頃。ある日の夕方、仕事帰りの父が買ってきてくれたのがこの絵本でした。
私と妹の寝かしつけはいつも父がしていたのですが、その寝る前にと父が本を読んでくれたんですよね。布団の中で父が本を広げ、その父の左右に私と妹がくっついて、本を覗き込みながら話を聞いていました。
父はあまり本読みが上手いという感じではありませんでしたが、毎晩読んでくれるのを、私も妹もいつも楽しみにしていました。
毎日1話ずつという感じでしたが、たまにおねだりしてもう1話読んでもらったりもしていました。毎日読み続けて100話まで到達したら、また1話からスタートして読んでもらったりして。
そのうち交代しながら本読みをするようにもなりましたが、ふと横を見ると、父がよく寝落ちしていました。まぁ父はリビングでも横になるとすぐに眠っちゃうような人でしたからね。
先日父が亡くなってから10年経ちましたが、もしかすると父が再びこの本との縁を結んでくれたのかもしれませんね。
まとめ
子供の頃の思い出だった絵本が、こうして再び手に入って嬉しいです。娘への本読みは、今後はこれで続けていきたいですね。
他に持っていた絵本も、子供の頃は自分で何度も読んでいたので、改めて考えると絵本は子供の成長にとても大事だなと思います。
他にも気になる絵本があったら、買い足してもいきたいなと思います。