ネット売買のアプリは色々ありますが、私はヤフオクとメルカリのみ利用しています。
利用歴は現在ヤフオク14年、メルカリ4年となりますが、私の経験からそれぞれの違いや売買で得する方法などをまとめてみました。
目次
出品におけるそれぞれの違いついて
競り合うのか、早い者勝ちなのか
ヤフオクの場合、販売形式をオークションとして出品開始価格より上がること前提で商品の価格設定がされています。
定額出品(即決価格)での出品も可能ですが、オークションとして出品する人が多いです。
最大1週間までの出品期間内に、その商品を欲しがる他人と競り合うことで、一番高い金額を出せた人が購入できます。
メルカリは、即決価格でしか販売ができないようになっています。
購入ボタンを押した早い者勝ちとなりますが、販売期間などの定めはないので、出品を取り消さない限りずっと出品されています。
このオークション形式と即決での違いが、売買ではとても重要となってきます。
値引き交渉について
ヤフオクは先程述べた通り、価格が上がること前提でオークション形式で出品されているものが多いので、それに対して「お値引きしてくれませんか?」といった質問は滅多にきません。
即決価格での出品も数々してきましたが、それでもほとんどきません。ヤフオクでの出品取引で1000回のうち、質問で値引き交渉が来たのは2,3回ぐらいです。
メルカリでは、出品の凡そ8割程が今まで値引き交渉されています。値引き交渉はほんとに多いので、これが嫌だという方も多いです。
ただし値引き交渉に応じることで商品がすぐに売れることもあるので、早く手放したい方には良い場合もあります。
値引き交渉されたくないう方は、プロフィール欄もしくは商品説明欄に値引きをしない旨を記載すると、値引き交渉はされにくくなります。
送料は別か込みか
ヤフオクでは送料別で出品されているのが多いです。
落札者は発送方法を選択し〔商品代+送料〕を振り込むので、着払いにはなりません。(※ただし出品者が元々着払い設定している場合を除きます)
出品者によっては最安送料の定形・定形外の選択項目があったり、梱包が大きくなる場合はどれぐらいのサイズ(送料)になるかも知らせてくれる出品者も多いです。
そのため送料別であったとしてもヤフオクは売れやすいです。
メルカリでは送料別を選んでしまうと、着払い扱いの発送方法でしか送れなくなります。
しかも物によっては、その送料がいくらになるのかが検討がつかない場合もあり、出品者に質問すれば教えてもらえますが、送料が高すぎたり面倒な気がして避けられてしまう確率が高いです。
メルカリでは送料込みの方がお得感があり売れやすい傾向にあるのです。
商品によって手数料は大きい
ヤフオクもメルカリも、商品が落札・購入されると商品代から手数料が差し引かれます。
ヤフオクは始めるのは無料から出来るものの、プレミアム会員の有無によって出品落札の制限が変わってきます。
プレミアム会員費は月額508円かかりますが、会員であれば落札手数料は8.8%で済みます。
もし会員でなければ10%引かれるかたちになります。(※ただし特定カテゴリーの出品物に関しては、手数料設定が異なるので注意が必要です。)
メルカリでは無料から始められて特に有料な制限等もありませんが、落札手数料は10%となっています。
高額な商品であればある程、手数料の差は結構大きなものとなります。
両方を利用している人なら、商品によってどちらで出品するかを考えるポイントの1つです。
ヤフオクでの売買に向いているもの
コレクター向きのレアな商品
たまにヤフーニュースで昔のゲームソフトやカード等が、とんでもない価格で売買されたといった記事が出ることがありますよね。
そういったコレクターが欲しがるような商品はヤフオクのようなオークションに向いています。競り合いによりどんどん価格が上がっていくからです。
出品物の例
- 製造終了後、10~20年以上経過したレアな商品
(未開封品だとかなりの価値) - 当時でも市場に出回ることが少なかったレアな商品
注意として上記の条件であれば必ずしも価値が高いというわけではなく、商品によってレア度の有無すら変わってくるので、そもそも価値がある商品なのか、価格設定はいくらからが妥当かなのかを、よく調べる必要があります。
海外にいる外国人のコレクターもヤフオクをチェックしているので、購入代行業者を通じて入札に参加して落札してくれることもあります。私が過去にオタクグッズを手放した時も、大手の代行業者Buyeeさんと何度も取引したことがあります。
ヤフオクとメルカリ、どちらでも売れているもの
過去に売れた商品を検索してみて、どちらでも売買履歴が多いのであれば、ヤフオクで出品する方が得なケースが多いです。
これは手数料の話に戻りますが、プレミアム会員であれば手数料が8.8%で済むからです。
絶妙な価格設定ができれば、送料別にした上でもメルカリの送料込みより、高く売れる可能性もあります。
私は商品出品前に両方のサイトで検索をかけて、過去の販売価格帯と出品数をチェックした上でどちらで出品するかを決めたりしています。
メルカリでの売買に向いているもの
洋服や女性向きブランド関係
洋服はメルカリの方が圧倒的に売れやすかったです。
出品する洋服は状態が良ければ中古でも売れやすく、少し傷みのある難ありでもかなり低価格にすれば売れるほどです。
女性向きのブランド、例えば知名度のある可愛らしい雑貨ブランドなどは注目されやすいので、価格がお手頃であれば売買が比較的早く成立します。
メルカリ利用者は若い人や女性が多い傾向にあるので、その対象向き商品はメルカリに出す方が良いといえます。
出品物の例
- CanCam等、ファッション雑誌に載っているようなブランド服
- Afternoon tea の雑貨
ヤフオクでは売れづらいもの
ヤフオクでの売買の時と似てますが、検索での売買履歴がヤフオクでは少ないものは、メルカリで出す方が買ってもらいやすいです。
閲覧数はヤフオクよりもメルカリの方が全体的に多くなりやすいので、商品を発見してもらえる可能性が高いからです。
生活家電など
これはヤフオクとの照らし合わせもいりますが、持ち運べるサイズの生活家電はメルカリだと売れやすかったりします。
1人暮らしを始める方、ファミリーで家電を買い替える方などがメルカリで探している方が多く、アクセス数もヤフオクより多い傾向にあります。
過去に売れたもの
- コーヒーメーカー
- 炊飯器
- ハンディタイプ掃除機
大型家電や家具類など
自分では梱包や発送へ持っていけないような大型商品はメルカリに大変向いています。
メルカリには【たのメル便】という発送方法があり、宅配業者が自宅に来て商品を梱包から発送までを行ってくれるのです。
送料は少々高めではありますが、全て行ってくれるのは大変有難いものです。
過去にたのめる便で送ったもの
- 1人暮らし用冷蔵庫
- 折り畳み用テーブル
- 50型のテレビ
また、たのメル便以外の利用となると【直接取引】という方法もあります。
購入者に車などで出品者の自宅(もしくは最寄りの駅)まで引き取りに来てもらうので、送料がかからない分、出品者も落札者にお得な価格で出品できるので、お互いにメリットはあります。
ただし相手に直接会うことになるので、住所や名前、顔などが知られてしまうことに抵抗がある方には向いていません。
もし個人情報を犯罪などに使われたら…と思うと怖いですよね。大体普通は何も問題なく取引は終了しますが、絶対大丈夫とはやはり言えません。
過去に直接取引を行ったもの
- ソファーベッド
- 脚立
- 収納ボックス
- ゲーミングチェア
- 組み立て式ロングデスク
私が過去に取引した購入者の方々は、連絡の時もお会いした時も丁寧で、気持ちよく取引を終えることができました。
ハンドメイド品はどちらで出品するのか
私は手芸の趣味を活かして自分の作品を出品し、どちらのサイトでも売れたことがあります。
人気の作家さんだと、ヤフオクではその方のファン同士で競り合いが続き、価格がかなり上がっていくこともあり、メルカリではファンが製作依頼をしたものを、作家さんが完成させて出品しているケースも見かけました。
もし作家としてファンが増えてきた場合は、ヤフオクの方が予想を超える落札価格になる可能性もあり、中々魅力的な部分はあります。
ハンドメイドに特化したアプリもありますが、利用に慣れているヤフオクやメルカリを使用してもどちらも売れますので、お好きな方を利用して問題ないかと思います。
まとめ
世間でのフリマアプリの利用率はここ数年で随分と増えてきました。
不要品の売買では両方のアプリでお世話になりましたが、これから先まだまだ利用していきたいです。
副業でも活躍するアプリなので、作品作りについても今後も頑張っていこうと思っています。