今回は〔RPGツクールMZ〕を使って、となりのトトロに登場する『サツキとメイの家』を再現して作ってみました。
映画のシーンも可能な部分は再現してみました。
目次
ゲームでの再現について
ゲーム内で自由に外観や内装などを作れるソフトは結構色々あります。
代表作はマインクラフトかなと思いますが、どうぶつの森も自由度が高いので、再現シリーズを作っている人も多いですね。
今回私が使用したのは、RPGツクールMZという自分でゲームを作ることができるソフトですが、知名度ではゲーム好きでも知っている人はあまり多くはありません。
ですが、“自分でゲームを1から作れる”という点から、素材製作やシステムの作り込みが上手くできるのであれば、自分の思い通りの作品が作りやすいところはあります。
RPGツクールMZがどんなソフトかについては、以前記事をあげているので、こちらを読んでもらえるとわかりやすいかと思います。
完成した『サツキとメイの家』
今回の再現したものの完成品がこちらで、ほんとにゲームっぽく仕上がるんですよね。
家の外観については、残念ですが諦めました。手元にある素材でもあまり上手くいかなかったのと、私は素材作りは苦手なので、時間がかかりすぎて厳しいなと。
なので、内装と庭周辺だけはそれらしい感じに仕上げてみました。
今回の製作にあたり、資料は実物大で展示されているサツキとメイの家も参考にしています。映画では角度的に見づらい箇所も、実際はどんな内装なのかわかりやすかったです。
家の中を案内するにあたり、キャラクターが必要なのでメイを作りました。
キャラは歩行動作のため12個の素材が必要となります。これにより、手足を動かしながら移動するので自然に見えるんですよね。
[キャラクター生成]という機能で、メイに似せられそうな髪型などを選んで作った後、そこから編集でドットをポチポチ打ちながら変更していきました。
ちなみに画像では黄色の靴を履いていますが、裸足ver.も作ってまして、家の中では裸足になるようにしました。画像や動画ではわかりづらいですが、ちょっとした拘りです。
2部屋続いている和室の片方には、サツキの勉強机があります。
映画の中で、入院中のお母さんに手紙を書いているシーンで登場しましたね。
ゲームではメイが手紙に目を通してみるものの、漢字が読めなくてわからないということにしました。メイの年齢設定は4歳なので、平仮名がなんとか読めるかどうかかなと。
お父さんの書斎は本が山積みだったので、そんな感じで作ってみました。
もしかすると綺麗に本を揃えて積んでいるだけなのかもしれませんが、メイには散らかっているように見えたということで…。
炊事場は良い感じに仕上がったので、結構気に入っています。
ソフト内に元々和風素材は付いてないのですが、フリーで配布してくれている方がいたので使わせていただきました。素材作りは大変なのでとても有難いです。
お風呂は丸くしたかったのですが、これも素材的に厳しかったので、手元にある素材でそれっぽく再現しました。
炊事場の隣には井戸があります。
井戸を見ると、サツキがお母さんへの心配で泣き出してしまうシーンを思い出しますね。あの様子を遠くから見ていたメイが、とうもろこしを届けに行くんですよね。
私もキャラ以外に一部だけ素材を作ったのですが、それがこちらー…
そう、汲み取り式のトイレです!
既存素材のは洋式のしかなかったので、この世界観にはやっぱり合わないなと。
ですがまぁ、素材作りは下手なので思うように仕上がらずー…
3時間かけて完成。
時間のかけ方がエグイって…暇人やないか。
夫にも「3時間かけて便器作ってる…」と悲しい顔をして言われました。
1度仕上がったと思っても、また気になりだして修正を繰り返したりしてね。しかもそれだけ時間かけたのに、結局納得のいく仕上がりではなかったりもして…。
一応ドット絵作りの本も買ったので、それを見ながら今後少しずつ勉強していく予定です。
書斎の隣の階段を上がると、メイがまっくろくろすけを捕まえた場所に行けます。
一応選択肢で選んだ後は、捕まえるイベントが発生するようにしてみました。
この2階の部屋、後から見て気付いたのが、左側に部屋の影をいれるのを忘れてしまってるんですよね…。1階は注意して影の入れ忘れを確認してましたが、2階はすっかり忘れてました。
言われないと気付かないところですが、後から気付いたのでちょっとショックです。
庭に埋めたどんぐりから芽が出たところも再現してみたりして。
ほんとはサツキのキャラも作って一緒に並べたかったですが、メイのキャラメイクだけでも時間がかかったのでサツキは断念しました。
うーん、手早く素材製作できるようになりたいですね…。
間取りは大体は近いけども
部屋の間取りは大体は資料に近いのですが、畳の部屋はちょっと怪しい仕上がりになっています。
というのも、本来茶の間は4.5畳で、和室2部屋はそれぞれ8畳となっているんですよね。
ゲーム内でその通りに畳を敷くと、かなり狭めの部屋になってしまったので、そこはあえて広めにとって違和感なくしてみました。
あとゲームの特性上、カメラアングルは斜め上からで限定されているので、マップの作り込みも天井・壁面など色々工夫しないと難しいところはありました。
2D視点のゲームではあるので、見られる角度は限定されてしまいますね。
YouTubeに動画を載せました
今回は制作中の動画はありませんが、完成したゲームをプレイしている様子は録画して動画にまとめています。
ただ録画して編集しただけだと、RPGツクールMZはYouTube動画との画面比率が異なるので、両端が黒く表示されてしまうんですよね。なので両端は、作品のイメージに合う画像で埋めてみました。
ゲーム映像の画質が悪くみえるのは、816×624の画面なのでそれを拡大すると、どうしても粗くなってしまうためです。私はロジクールカメラに付属のソフトでPC画面の映像を録画しています。
綺麗に録画している方もいるので、皆さんどのようなソフトで録画しているのか気になりますね。
まとめ
RPGツクールMZを使っての再現系は今回初めてで、素材製作やマップの作り込みには苦労しながらも、それらしい仕上がりになっていく様子はワクワクしました。
再現での製作をしていると、久々にオリジナルゲームも作りたくなってきたので、それもまたいつか配信できたらいいなと思います。