リフォーム前のキッチンの様子です。
壁付キッチンになっていました。
シンクが広めで、白系統のキッチンです。コンロは数年前に1度交換されたようです。
賃貸の時よりもスペースは広く、収納量は多いですね。
目次
理想のキッチンプラン
リフォーム前も綺麗めなキッチンでしたが、自分好みに拘りたい箇所でもありました。
キッチンで取り入れたかったのは下記の項目です。
- オープン対面キッチン(ペニンシュラ型)
- フロアキャビネットのみでも十分な収納量(吊戸棚・食器棚無し)
- スタイリッシュなレンジフード
- コンロ前にはガラスパーテーション
- ステンレスゴトクのコンロ
拘るポイントが多いですが、水回りの中では一番キッチンに費用をかけるつもりでいました。
リフォーム会社さん(以下Rさん)にも熱意を伝えて、理想のキッチンに向けてプランを選択していきました。
トクラスを選んだ理由
リクシルのリシェルSIとトクラスのBerryを見学し、私はトクラスを選択しました。
その理由についてはこちらになります。
質の高い人造大理石
一番の理由は、ワークトップとシンクに使用する人造大理石の質がとても高いからです。
人造大理石はどれも似たようなものと思っていましたが、そうではないんですね。ワークトップの断面を見せてもらいましたが、他メーカーより厚みのある設計です。
また汚れに対する掃除は、メラニンスポンジ等で擦って落として下さいとのこと。他メーカーは擦ることを推奨しておらず、逆に擦らない方がよさそうでした。
キッチンは毎日調理しますし、何かと汚れやすいところです。掃除も安心して楽々できるのが良いと思いました。
シンク位置の移動が可能
コンロとシンクの間の作業スペースが狭いと、調理がしにくかったりしますよね。
トクラスはシンク位置を端の方に設置できたりもするのです。その分中央の作業スペースが広くなるので便利になります。
コンセントをダイニング側に設置可能
リシェルSIは調理エリアのキャビネット側に、オプションでコンセントが設置できました。手元にあればハンドミキサーなどで使用したい時も便利ですよね。
トクラスは似た位置には設置できず、造作壁などがないと設置できないようでした。
しかし、ダイニング側にはコンセントが設置できるとのこと。ダイニングテーブルより上に設置できれば、キッチン・ダイニング両方で使いやすそうだったので、これも選択の後押しになっています。
収納力はベリーより、リシェルの方が大容量なのですが、ベリーも上位機種なので結構入ります。
持ち物はだいぶ少なくしてきているので、この容量でも十分かもと思いました。
工事中の様子
換気ダクトと給排水の移動
壁付キッチンが撤去され、対面キッチン設置のために配管類が伸びてきています。
配管類を隠すため、壁には少し厚みを足すかたちになります。
設備品が入ったダンボールが待機中
クロス・床が完成し、コンロやレンジフードが入ったダンボールがスタンバイ中です。
工事終了まで3日の間に設置されるという状態ですね。ダンボールを眺めながら、一番楽しみなキッチンの完成をワクワクしていました。
リフォーム後のキッチン
そうして完成したキッチンがこちらです。
憧れの対面キッチンが実現しましたね。
ダイニング側に付いたコンセントがこちらです。
テーブルを配置した状態のを撮影していますが、丁度良い位置に設置されています。
普段はこちらにT-falのケトルのを指して、ダイニングテーブルに置いています。
キッチン側から見ると、このような仕上がりになっています。
フロアキャビネットの引き出しは全部で7つあります。
食器洗い乾燥機は無しで、その分収納スペースを確保しています。吊戸棚がないので、収納は限られますが圧迫感がなくスッキリと見えます。
作業スペースとシンクについて
シンク位置をできるだけ右側に寄せているので、作業スペースは広めに確保できました。
奥行きも75cmを選択しているので、皿や食材を並べながら調理しても余裕があります。
シンクの種類はH2シンクを選びました。
色は8色から選べますが、重くならないようワークトップと同じ白色にしました。
白だと汚れが目立ちやすいかもしれませんが、掃除では擦って落とせるので安心です。ただし、排水口の蓋部分は人造大理石ではなく樹脂なので、擦ると傷が付くので注意です。
シンク手前には、オプションでタオル掛けを設置しています。
水栓金具は浄水器内蔵シャワー混合水栓を選択しました。
見た目がスマートで気に入っています。
手前の窓部分に「シャワー」と表示が見えます。この部分をひねると、「原水」「浄水」と切り替えができます。
使用量によりますが4ヶ月に1回この筒部分を取り外し、中のカートリッジを交換するようになっています。
コンロ周りについて
クリナップの洗エールレンジフード
レンジフードはトクラス製ではありません。
トクラスだと上から下までのガラスパーテーションの設置をしたい場合、サイクロンフードしか対応できないとのことでした。そのサイクロンフードは性能は高いのですが、見た目が私好みではありませんでした。
Rさんに相談したところクリナップ製のものを探してきてくれました。こちらは給湯トレイにお湯を入れてセットするだけで自動洗浄してくれる機能付きです。
2ヶ月に1度の洗浄で、10年間ファンフィルターを取り外さずに掃除可能なのだとか。便利さもあることから、結構人気商品らしいです。
この商品は別取りが可能だったので、メーカーは違いますが設置することができました。ちなみにコンロで火を使うと、自動で換気扇のスイッチが連動するようになっています。
カラーはステンレスと悩みましたが、シルバーを選択しました。費用も抑えられますが、ステンレスだと掃除した際に綺麗に拭き上げないと、水の跡等が目立つデメリットもあるからです。
結果シルバーも色合いも良い感じでよかったと思っています。
レンジフードの掃除方法についてはこちらに記載しています。
ガラスパーテーションと受金物
ガラスパーテーションは半分タイプもトクラスでありましたが、写真のように全面覆うタイプが欲しかったのです。
油汚れは結構辺りに飛び散るので、半分だけのは何となく心もとなかったからです。
このガラスパーテーションと設置に使用する金物は、Rさんが専門業者に依頼して別で仕入れてくれました。仕上がりを見て、私好みになっていたのでほんとに嬉しかったです。
PalomaのCREA ガラストップ3口コンロ
トクラスのカタログではリンナイ製を見ていましたが、割引率が低くお高めの商品でした。
Rさんがステンレスゴトクを探して、パロマ製を紹介してくれました。いくつかピックアップしてくれたのですが、このCREAシリーズが気に入りました。
通常のガラストップもありましたが、こちらのハイパーガラスコートトップを選択しました。より強度の高い方が安心かもと思ったからです。
天板色がティアラシルバーと記載されており、実物を見ずにカタログで決めたので色には少々不安がありましたが、ワークトップの白色に馴染む色合いで安心しました。
ピカピカのステンレス五徳です。これを設置できてとても嬉しいです。
ただ、ステンレス五徳は火を使用する度に変色が進むというデメリットもあります。ゴトクの先端が茶色や黒色に変化し、元々が明るい色なだけに目立ちやすいです。
なのでこの輝きを維持したい場合、頻繁に磨いて掃除する必要があります。掃除が面倒だと感じる方は避けた方がいいかもしれません。
ステンレス五徳の掃除方法についてはこちらに記載しています。
パロマコンロの付属品として、ラ・クックグランが付いてきました。グリルを使用した際の調理道具ですね。
賃貸では使用しなかったグリルですが、今回のは機能も良さげなので使用しないのは勿体ないかもしれませんね。
今はまだ使用する機会がないので封印していますが、使用も検討してみます。
コンロについて少し雑談
コンロはPanasonicの横並びの3口コンロも実は気になっていました。
グリルレスタイプのコンロです。
しかしあのタイプは現在Panasonicでしか販売されていないため、壊れた場合はPanasonicでしか選べません。またキッチンそのものもPanasonic製にもしなければなりません。
今後もし販売終了してしまった場合、コンロが壊れたらキッチンを丸ごと交換しなければならない可能性もあります。
グリルを使用しないからという理由で選ぶのも中々リスクが高かったので、シリーズ展開の広い一般的な3口コンロを選びました。
仕様や費用など
メーカー・機種 | トクラス Berry |
---|---|
キッチンスタイル | オープン対面キッチン スクエアタイプC I型 |
サイズ | 間口2250mm 高さ850mm 奥行750mm |
ワークトップ | 人造大理石 グラーナ2 (カラー:マーブルホワイト) |
シンク | 人造大理石 H2シンク (カラー:ホワイト) |
扉グレード | Nシリーズ (カラー:ライトオーク) |
キッチンパネル | カラー:マットホワイト |
取っ手 | ラインシルバー |
オプション | タオル掛け・コンセント2口 |
水栓金具 | 浄水器内蔵シャワー混合水栓 |
シンクスペース | 連動イン引き出し付・ブルモーション |
調理スペース | フロアスライド・ブルモーション |
コンロスペース | 連動イン引き出し付・ブルモーション |
レンジフード | クリナップ 洗エールレンジフード(カラー:シルバー) |
---|---|
コンロ | Paloma CREA ハイパーガラスコートトップ 3口コンロ |
その他施工 | ガラスパーテーション・受金物 |
選択したものはこのようになりましたが、キッチンはやはり項目が多いですね。
費用は解体費も含め、約134万円ほどになりました。
これで吊戸棚や食器棚をプラスしていた場合、さらに費用は高くなりますね。
壁付で機種グレードも下げれば、100万以内で収まると思います。
キッチンは結構高額な見積もりになったので、夫とはよく話し合いました。
夫は、調理するのは私になるので「後悔しないように好きなのを選んだらいいよ。」と言ってくれました。夫のおかげで自分の納得のいくキッチンを選ぶことができたので、とても感謝しています。
リフォームの総費用についてはこちらに記載しています。
キッチンの設備選びでの注意点
マンションによりIHコンロが設置不可
これは浴室の時にも書きましたが、マンションによって設置できない設備もあります。
うちのマンションは元々ガスコンロだったので、IHコンロも施工可能かをRさんが管理会社に事前確認していました。結果、電力が上がるので施工は不可とのことでした。
IHコンロも少し興味がありましたが、施工不可で逆に選択が定まったので、私の場合は特に問題はありませんでした。
IHコンロがしたい方でマンションにお住まいの方は、この点が注意だと思います。
ワークトップによっては重量が厳しい場合有り
リシェルSIでもワークトップに、セラミックトップを選ぶとトクラスの人造大理石並みに強度は安心できると思います。
しかしセラミックトップは高額な上に、結構な重量があります。
一戸建ての場合、キッチン床を強度のあるものにして施工ができるかもしれませんが、マンションの場合はそれも難しい可能性があります。
Rさんはセラミックトップについては重量をかなり気にしていました。予算的にも我が家には導入できなかったので、選択肢には含みませんでした。
各メーカー、強度の高いワークトップを取り揃えていると思います。そのワークトップを希望する場合、床構造に影響がないかを注意する必要があります。
まとめ
今回は一番拘ったキッチンでのリフォームについて載せてみました。
見た感じはシンプルな作りかと思いますが、自分好みに仕上がっているので満足しています。
キッチンは使用する人にとっては特に大事な空間です。毎日立つのが楽しくなるようなデザイン・使い勝手の良いキッチンは重要かと思います。
予算にも限りがあるのでどこまで拘るかにもよりますが、これから施工したいとお考えの方のご参考になればと思います。