
おジャ魔女どれみのおもちゃ『ピコットポロン』(2000年製)を修理してみました。
ジャンク内容は、上部のプレートが回転しないというモーター故障によるものでした。
- 全ての機械に言えますが、分解するとメーカー保証が無くなります
- 分解・修理・改造は全て自己責任でお願いします
目次
まずは動画をご覧いただきたい
以前も『ハローキティ マジックドレッサー』のモーター修理をやっていましたが、それとほぼ同じ内容となります。
ただ今回は分解するのに手間がかかるのでその手順についてや、他にも故障の原因となる箇所も紹介しています。
“これを観れば、ピコットポロンのジャンク原因・修理の仕方がわかる”というのを目指して動画を作りました。ただし紹介したものは故障しやすい箇所のみなので、それ以外が原因である可能性もなかにはあります。
メカいじりが好きな素人ではありますが、女児向け玩具の修理動画は少ないので、この動画が誰かのお役に立てればと思います。
プレートの回転不良が圧倒的に多い
フリマサイトで中古のピコットポロンの説明を見ていると、「音符型のプレートが回転しません」という内容をよく見かけます。
ボタンを押して音が鳴らない・光らないというのも見かけたりはしますが、回転不良の方が圧倒的に多いです。モーターを使用する玩具は、モーター内部が錆びたりでうまく通電しなくなり、回転しなくなってしまうことがあるのです。
今回のピコットポロン以外だと、カードキャプターさくらの『星の杖』(当時物)も中にモーターが入っているので、保管場所にもよりますが年月が経つと同様のことが起こる可能性はあります。
ピコットポロンは分解が大変
今回のおもちゃは、分解するのがとても大変なおもちゃです。下部の半透明のパーツを外すのに苦労するんですよね。
動画でもその様子を撮影してましたが、あのパーツを外すのに30分はかかっています。側面を開いて下部を浮かせて…というのを少しずつ丁寧に行わないと、パーツを破損させてしまったり、ステッキに大きく傷が付いてしまったりもします。
セーラームーンのステッキだと下部のパーツはネジ固定で、外すと引っこ抜けるようになっているものが大半でしたが、このおもちゃに関してはネジを使用せずはめ込み式になっているので、分解が厄介なんですよね。
私はメカいじりは好きですが、分解が大変なものは苦手です…まぁ誰だってそうですよね。ネジを外すと簡単にパカッと開くタイプの方が、いつでもメンテナンスもしやすいし楽だなと思います。
モーターの復活について
今回もモーターはオイルを差して復活させているので、モーター修理の注意点に関しては前回と同じになります。

やっぱりモーターを分解するか丸ごと交換する方が、このジャンクの再発をかなり防げるかと思いますが、毎回この方法を取っていますね。
オイルを差すだけなら、半田ごてなど特殊な道具が要らないので、ヘラさえあれば初心者にも挑戦はしやすくはなります。モーター分解となると、そこに繋がるリード線などを外す必要が出てきたり、もし外さずに分解してても勝手に外れてしまたりと、半田ごてを使う場面も出てきます。
あくまで簡単に修理をするのであれば、オイル作戦は挑戦しやすいのかなと思います。
音符型の電源スイッチについて
動画内でも中央にあるのは電源スイッチと説明していましたが、このスイッチのメンテナンスについては何も触れていませんでした。
他の2つのボタン(内部には3つ)にはタクトスイッチが使用されていますが、実はこの電源スイッチだけはプッシュボタンスイッチという異なるスイッチが使用されています。
1度押すとONになり、もう1度押すとOFFになるというもので、今回のものだとONの時にスイッチが下がったままの状態をキープするような仕組みになっています。
このスイッチも故障しないとは言い切れないのですが、これに関しては分解すると元には戻せないので、もし確実にこれが故障原因なのであれば、スイッチごと交換するという手段を取ることになります。
タクトスイッチのように、分解して清掃して戻す…ということができませんので、くれぐれも分解しないようにしましょう。
まとめ
ピコットポロンのジャンク品を見かけては、いつか修理動画を作ってみたいと思っていたので、今回こうして動画にできてよかったです。
Special Memorizeのピコットポロンも発売されましたが、回転プレートにはやっぱりモーターが入っているのでしょうか。そうだとしたら、いつか今回の動画がまた活かせるのかどうなのか…。
おもちゃは完動品だとやっぱり嬉しく感じるので、修理できるものなら直してたくさん遊びたいですね。