海外へビジネスや旅行で行き、持ち帰った海外のコイン、皆さんはどうしていますか?
家まで持って帰ってきて「これ余っちゃったな…どうしよう。」と思っている方、多いのではないでしょうか。また同じ国へ行くなら使用できますが、そうでなければ引き出しの中で眠りつつけることになるかと思います。
もう使い道がないかも…と思われる外貨も、実は役立つ方法があるのです。
目次
昔はコイン収集をしていた
私は昔は外国のコインを集めていました。といっても、お金を出して買うというわけではなく、旅行先で入手した硬貨を思い出を兼ねて保管しておくという感じでした。
日本では硬貨の絵柄は、例えば10円同士で比較しても年号が違うぐらいですが、海外では同じ1ユーロでも、裏面が異なる絵柄が何種類もあったりするのです。どれも素敵なデザインなので、同じ単位の硬貨でも絵柄が違ったら集めていました。
帰国後、たまに思い出に浸りながら眺めてはいたのですが、そんな頻繁には手には取らないんですよね…。
年月が経つごとにそろそろ手放してもいいかなと思えるようになり、2年程前に集めていた外貨を手放しました。
外貨コインの手放し方
フリマアプリに出品する
海外のコインはフリマアプリを使えば売ることができます。
その際、少しお得にお小遣い稼ぎをしたい場合は、手間がかかるものもありますが下記のポイントを押さえると良いかと思います。
- 出来ればヤフオクを利用する
- 1枚ずつ出品する
- 表・裏の拡大写真を掲載する
①ではメルカリでも出品はできますが、ヤフオクだと海外のコレクターの目にも止まりやすいのと、競り合いで予想以上に高く売れる場合があります。
②では、所有している硬貨が多いと面倒にはなりますが、1枚ずつ出品するとそれだけを探していた人が買ってくれるので、まとめて売り捌くよりは一般的には得をします。
ただし、どうしても売れ残りも出てくるので、一気に捌きたい場合には不向きです。
③コレクターは表裏の様子をしっかり知りたい方が多いので、片方だけ載せるのは情報が少し足りないです。汚れや錆があったとしても、それを写真や説明で伝えることで、納得の上で入札してくれる方もいますので、丁寧な掲載を心がけすると良いかと思います。
私の例ですが、イギリスの1ポンド(現在の相場で約185円)が一番高くて510円で売れたことがありました。元の外貨の価値にもよるので、数十円で売れることもあれば数百円になることがあります。
1枚ずつの出品は、撮影と出品にかなり時間が割かれるので、人によって向き不向きはありますが、こういった方法もあるということを知ってもらえたらと思います。
ポケットチェンジする
空港や駅に設置されている機器で、海外のコインや紙幣を入れると、電子マネーやギフトコードにその場ですぐに交換できるというものです。これは便利なシステムですね。
ただし設置場所は空港か大きな駅に限定されていて、例えば近畿地方で調べてみると、大阪周辺のみで他県の方からみると少々不便だったりもします。
日本に帰ってきた時点で、空港ですぐにチェンジしておいたら楽ですが、家まで持って帰ってきてしまうと、別の方法で手放したほうよさそうですね。
ユニセフ募金をする
家にある外貨で「フリマアプリで出品するのも面倒!」という方は、ユニセフへ募金するのが良いと思います。出品で売れ残った場合も、最終的には募金が良いかなと。
ユニセフ募金の方法については色々あるのですが、簡単に出来るのは「銀行に設置されている外貨募金箱へ自分で募金する」ことかなと思います。
ちなみに、コンビニなどの募金箱はお釣りなどを入れるようになっているので、外貨募金はできません。
外貨募金箱が設置されている銀行は、三井住友銀行になります。ただし設置されていない店舗もあるようなので、お近くの店舗で確認してみて下さい。
お気付きの方もいるかもしれませんが、実は空港にもユニセフ募金箱は設置されています。青いボックスで割と大きめサイズで見かけるかなと思います。
私が募金した時の話
以前、私は余ってしまった外貨を持って三井住友銀行へ行き、銀行員の方にユニセフ募金が可能かを確認しました。
するとその方は「上司に確認します」と言って奥へ戻っていったので、「あれ?もしかして設置されてなかったかな…」と思いながら待っていると、募金箱を持って戻って来られました。
その募金箱を見ると、外貨がずっしり入っていて紙幣も見えました。
「(うわっ!満タン入っているやん!)」と驚きながらも、自分の数枚だけの外貨をその中に入れていきました。ほんとみっちり入っていたので、ぎゅうぎゅう押し込みながら入れてました。
銀行員の方から「ご協力ありがとうございます」とお礼を言われ、帰り道は少し嬉しい気分になりました。
ほんとは収集していた外貨を全て募金していたら、一番世のため・人のためでしたが…。それでも、少しでも役に立つことができたかもと思えるのは嬉しいことです。
まとめ
外貨の手放し方は、売る・交換・募金など色んな方法がありますが、自分に合うやり方で行うのが良いかと思います。
ただ面倒でも捨ててしまうのだけは、思い留まってほしいなと思います。日本では使用できないとはいえ、やっぱりお金なのでね…どこかで誰かの役には立つはずです。
海外へ行く方もまた増えてきていますが、今回の外貨の使い道を役立ててもらえたらと思います。