
大阪・関西万博へドールとおでかけするために、ミャクミャク柄のドール服を作りました。
出発までにあまり日数がなかったので、急ピッチで製作しましたが何とか作りたい形には仕上がりました。
目次
オーバーオールの型紙の使い回し

以前『鍛冶師風の衣装』で製作したオーバーオールの型紙を、今回はそのまま使用しました。1度作ったことがあるから、型紙の作り直しなどの微調整がないのが安心です。


ミャクミャク柄の部分は、参考資料から顔を小さめにスケッチして、必要な模様の型紙を用意しました。赤→青→口・目などを下から順番に重ねて貼り付けていきます。
最初はフェルト生地の使用を考えていましたが、綿生地にピケを染み込ませ乾かしてからカットするという方法を思いついて実行しました。
ピケって端だけに塗ると、糊の部分が塗る前と若干違う色になったりするんですよね。乾いても跡が残るというか…。なので全体に染みこませ乾かしてカットすることで、一部だけ変色するというのを防ぎ、ほつれも防止するということができます。
ほんとは柄をボンドの貼り付けではなく縫い付けたかったのですが、ピケで染み込ませた後は、針の後がくっきり残り手縫いすることができないため、手芸用ボンドで貼り付けました。
柄は1度に上手く貼り付けることはできず、乾いた後にチェックするとどこかが浮いています。それをまたボンドを付けて貼り付けてチェックして…というのを繰り返しました。
柄を貼り終えたら、肩紐のゴムとボタンを縫い付けました。これも前回のオーバーオールと同じやり方です。
スカーフはこれも昔に作った型紙を使い、少しアレンジして仕上げました。以前は普通に後ろで結んでいたのですが、今回はスナップ止めです。

ミャクミャクカチューシャを作る

ワイヤーに石粉粘土を巻き付けて乾かした後、ヘラやピンセットで盛ったり削ったりしながら少しずつ形を整えていきます。
ワイヤーを中に入れているのは折れてしまうのを防ぐためです。こんな小さいパーツは、落としたり力加減によっては簡単にポキンと壊れてしまうので。
参考資料は、サンリオ×ミャクミャクのコラボカチューシャですね。シナモロールデザインのを見ながら作りました。

ジェッソ → アクリル絵の具 → マットバーニッシュの順に塗装して完成です。目の部分が塗るのが難しくて、筆を持つ手がプルプル震えました。
カチューシャとして作ってますが、ドールに付ける際はブル・タックでくっ付けて、前髪パーツなどで境目を隠してあげる必要があります。
Poiに試着させながら作ったので、頭の形が異なるドールにはカーブの部分が合わないかもしれませんね。
使用したドールアイの紹介

今回使用したのは星空工房様の『蓮花幻想郷』です。花びらが細かく描かれているのがわかりますでしょうか。
こちら紫青グラデーションver.となっていて、この深みのある色合いがとても美しいんですよね。
risubaco様のサイトでランダム発送のを購入させていただきましたが、こちらのアイが届いて嬉しかったです。
完成したドール服

COCORIANGのPoiに着用させてみるとこんな感じになります。
ミャクミャクの柄のサイズが丁度良いですね。カチューシャは作っている時は似合うか不安もありましたが、出来上がって付けてみると似合っていたので嬉しかったです。
スカーフもはじめは何か飾りを付けようかと考えましたが、カチューシャとオーバーオールが目立っているので、こちらは逆にシンプルに無地だけにしました。

「後ろにもミャクミャクがいるのよ」
と見せてくるPoi。
オーバーオールを仕上げてから柄を貼り付けたから、柄が途中で切れることなく見られるので、それはある意味よかったかなと思います。
COCORIANGのドールは尻尾がマグネットなので、服の上からペタッと貼り付けられるのは良いですよね。

オーバーオールとスカーフは以前の経験から時短で仕上げられたのは大きいですね。
ミャクミャク柄はあまり小さいとハサミでのカットが難しくなってくるので、切るのもこれぐらいが丁度よかったなと思います。
柄の生地は薄いので、透けないように青・白の部分は生地を2枚重ねにしています。赤の生地も2枚重ねにしておけば良かったかも…。
でも重ねすぎると、ボンドでオーバーオールに張り付けるのが難しくなってくるので、今回はこれでいいのかもしれませんね。

ミャクミャクは3つ貼り付けているので、お尻部分には2つありますね。
隙間をよく見るとほんとギリギリ…。上手くおさまってくれてよかったです。

「私も万博に連れて行って!」
連れて行くから待っててね。
おでかけのために、ドール用ポーチの中には手作りクッションを敷き詰め、ドールを保護するかたちで一緒に連れて行きました。
万博についてはこちらの記事に書いています。ドールも度々登場してます。

Youtube動画はこちら
今回は前半はドール服制作、後半は万博での撮影などをまとめた動画になっています。
ドールを外へ連れて行ったのは今回初めてで、ドールを取り出すのも最初は周りを気にしながらドキドキしてましたが、オブジェや風景と一緒に撮影するのは楽しかったです。
ミャクミャクと一緒に撮影するとお揃い感が出て、ドールがより可愛らしく見えるのも嬉しかったです。cocoriangはサイズが10cm程なので、持ち運びしやすくてサッと取り出しやすいのも、おでかけにいいなと思います。
まとめ

万博のお土産たちと並べてパチリ。
いやー頑張って作ってよかったなぁ。
一緒に連れて行けて嬉しかったです。
ドールと一緒にカフェ巡りとか、そういうのもいつかしてみたいですね。