テレビで美味しそうなクリームシチューを作っているのを見て、「そういえば自分でシチューは全然作ってないな…。」と思い、材料を買い集めて作ってみることにしました。
目次
なぜかシチューを作ってなかった
母は市販のルーを使わない方法
シチュー作りはそんな難しいものでもないわけですが、なぜか結婚してから作ってなかったような気がします。コンソメを使った野菜スープとかなら、度々作るのに…。
私の母は、クリームシチューを作る時は市販のルーを使わず、小麦粉とバターに牛乳を溶きながら作ってましたね。「生クリームは高いから」といつも牛乳だったわけですが、充分濃厚で美味しかったです。
その母を見習って、1人暮らしの時にクリームシチューを作る時は、私も同様に作っていたことがあったんですよね。
自分で小麦粉やバターを使って作る場合、ダシとなるものがしっかり出てないと、ちょっと濃厚さにかけるものになったりしてました。
余談:ジャガイモは冷凍NGを学んだ
自分でクリームシチューを作った時、量が多かったので、容器に移し替えて冷凍したことがありました。
でも具材に使っていたジャガイモが冷凍してはいけないのは、その時に知ったんですよね…。後日温め直した時、ジャガイモがカスカスしてマズかったのを覚えています。
マッシュしているのであれば大丈夫だったりもしますが、ゴロっと形あるものは冷凍するとあんなに美味しくなくなるとは…。良い勉強になりましたね。
テレビで志麻さんの料理を観て
煮込むのは丸ごとじっくりと
私が久々にクリームシチューを作りたくなったのは、昨年の12月に放送されていた【沸騰ワード10】を観たからなんですよね。
その回に家政婦の志麻さんが登場していたのですが、母が志麻さんの大ファンで、過去に何度か録画番組をみせてくれたことがあります。
普通の人では思いつかないような独自の発想で食材を組み合わせて、とても美味しい料理を作られるんですよね。作り方も簡単にできるものも多く、真似しやすいのも嬉しいポイントです。
今回の番組の中でクリームシチューを作る時、野菜を丸ごと煮込んでいたんですよね。
カットして細かくする方が火の通りが早くて良いのでは?と思ってしまいますが、志麻さん曰く、カットするよりも柔らかくなりやすいんだそうで。
で、沸騰させてはいけないということで、弱火でじっくり1時間ほど煮込むのだそう。
えーっ!それでほんとにできるんだろうか…!
と、いうわけで…
私も真似して、野菜を煮込んでみました。
ただ私は小鍋で水の量も変えていたので、煮込む時間はちょっと長めにしました。でも、できるだけ沸騰させずに、丸ごと煮込んでみたんですよね。
一緒に煮込んだジャガイモは煮崩れしやすいので、タイミングを見て早めに引き上げてますが、ちょっと欠片が残ってます。
野菜を取り出して、包丁でカットしてみます。
玉ねぎは、くたぁ…とするほど柔らかくなってます。
とろとろな感じになってますね。
長いニンジンも、力を入れなくてもスッと包丁が入って切れていきます。煮込む前の硬さを知っているだけに、ビックリしますね。
丸ごと煮込むことで野菜のうまみを逃さず、しかも煮崩れも極力防げるので良いですね。
余談:映画のワンシーンを思い出す
昔に観た邦画で【しあわせのパン】というのがあるんですよね。主演は原田知世と大泉洋です。
ストーリーは、東京から北海道に移り住んだ夫婦が、手作りパンのカフェを営みながら、様々なお客と触れ合っていくというもの。まぁ全体として、ほんわかした温かいストーリーとなっています。
この作品では、パンや料理がどれも美味しそうなんですよね…。
私はそこばかり注目していたといっても過言ではない。
で、この映画の後半に、野菜スープが登場するシーンがあるのですが、ジャガイモ・ニンジン・玉ねぎが丸ごといくつも鍋で煮込まれてるんですよね。
それを観た私は「丸ごととかめっちゃ時間かかるやん!火が通りにくいやん!」と思ったんです。
でも志麻さんのを観て「あれは良い作り方だったんだな…」と気付きまして。
映画でも煮込んだニンジンに包丁を入れるシーンがあるのですが、スッと包丁が入っていて、まさにあんな感じに柔らかく仕上がるんです。
ここに登場する野菜スープも美味しそうだったなぁ…。
市販のルーで濃厚に
自分でバターと小麦粉で作ることはやめて、市販のルーに頼ってみました。
濃厚な美味しいシチューが食べたかったんですよね。自分で生クリームを買って使うのは、コスパを考えると手が伸びなかったです…。
なので市販ルーで、濃さをと生クリームをウリにしている、S&B『濃いシチュー』のパッケージに惹かれて買ってみたんですよね。
今回入れた具材は、ニンジン・玉ねぎ・ジャガイモ・しめじ・ブロッコリー・鶏モモ肉です。
クリームシチューの味は?
食べてみると、シチューのクリーミーさは好みのルーでしたね。濃厚なミルク感が強いです。
具材は、ニンジンがとても甘くて驚いたり。味が逃げてないからか、しっかり感じられます。ジャガイモもなんとか形が維持されていたので、ホロッと口の中で崩れたのは良い感じでした。
鶏モモ肉のダシも出ているわけですが、具材は野菜だけ食べていても充分美味しく感じてしまうのがシチューの幸せなところ。
夫もウマいと喜んでくれていたし、今までもっと食卓に並べればよかったと思ったりもして。ほんとなんで作ってなかったのよ…。
それをよく考えてみたら、実家に2人で行って母の手料理を食べる際に、クリームシチューが度々出てきていたからかもと思ったり。
実家で美味しいのを食べると、それに満足して自分で作らなくなってたんでしょうね…。
まとめ
久々に作ったクリームシチューは、野菜を丸ごと煮込むことで、いつもよりも強くうま味を感じることができて良かったです。
次にシチューを作る時も、できれば丸ごと煮込んでみたいと思います。あと市販のルーの濃厚さも気に入ったので、今後はルーに頼ろうとも思っています。
冬に温かいシチューは、体がほっこりしてやっぱりいいですね。