娘を出産した時の話です。
先生から娘の心臓に雑音があると言われました。
肺動脈弁狭窄症の疑いがあったわけですが、それは一体どういうものなのか、またその後の様子について書いてみたいと思います。
目次
退院する時に先生から
出産後に私が退院する際、先生から娘の心臓に雑音が聞こえるという話をされました。
それまで新生児黄疸が出ている話しか聞いていなかったので、まさか他にも症状が出ているとは驚きました。新生児黄疸についてはこちらに記載しています。
入院中に産院が提携している小児科の先生が、赤ちゃんの体調確認に来てくれていたようなのですが、その確認時に心臓に少し雑音がみられたようなのです。
雑音って…心臓が上手く機能していないってことなの…?
もしかして心臓が弱いとか…この子は激しい運動をしたら危ないのだろうか…。
色々考えて、私はショックを受けていました。
先生からは、新生児の頃に雑音があるケースは度々あり、急を要する訳ではないけども、1度小児科へ受診するように言われました。
娘の退院後、少ししてから娘を診てくれた小児科へ電話予約をしました。
1度目の受診 ・聴診器
娘を連れて小児科へ行くと、先生は女性の方で、笑顔で優しく接してくれました。
娘の服を脱がせて聴診器で改めて確認してもらうと、生まれたから1ヶ月経っていましたが、やはり心臓に雑音があるということでした。
次の受診ではエコーでの確認をするということで、今回のような落ち着いた状態で連れてきてほしいと言われました。この日の娘は泣かずに半分寝ている状態だったんですよね。
エコーでの確認は、泣いていたり落ち着きがないと心臓の状態が見え辛いということなので、ミルク時間を調整して連れてこようと思いました。
2度目の受診・エコー確認
娘が中々落ち着いてくれず
1回目の受診から2週間後、娘をまた小児科へ連れていきました。
授乳室でミルクを与えて順番を待っていたのですが、この日に限って娘は機嫌が悪く、ずっとぐずぐず泣いていました。
順番を後回しにしてもらっても機嫌は良くならず…。いつもならミルクを与えると、うとうとしてきて眠るのに、何かを察していたのでしょうかね。
しばらくすると、先生がエコーの機器一式を授乳室へ持ってきてくれて、その場で検査してくれることになりました。
娘はやっぱりぐずぐずしていましたが、私は哺乳瓶の先っぽを咥えさせたりしながら、できるだけ落ち着かせるようにしていました。
検査結果は…?
エコーで診てもらった結果です。
- 心臓は4部屋区切られていて、穴が空いている様子もみられない
- 血液の逆流もみられず、弁の機能もしっかり機能している
まぁ結局娘はあまり落ち着いていなかったのですが、先生が診たところ現時点で危ない可能性のある箇所は無かったようです。
心臓に大きな病気がないことがわかり、ホッとしました。
肺動脈弁狭窄症とは
娘の服の着替えが終わった後、先生から改めてお話がありました。
娘は軽症の肺動脈弁狭窄症であるという結果でした。
肺動脈弁狭窄症とは、右心室から肺へ向かう血管の肺動脈が狭くなっていることをいいます。狭くなっている分、血液が通常よりも早いスピードで通過するため、それが雑音として聞こえるようです。
これが起こる原因ですが、胎児の頃は肺動脈の部分は使用されずに過ごしています。母親から胎児へ、へその緒を通じて酸素が供給されるからです。
しかし産まれてからは肺呼吸に切り替わるため、その時から肺動脈が使われることになります。胎児の頃から作られていても、出来上がりが未熟なケースがあり、産まれてからようやく使うことから、血管が狭いということがあるようです。
娘の場合は軽症なので、産まれてからどんどん肺呼吸をして使い慣れることによって、肺動脈の血管が広がり、通常の太さになっていくであろうということでした。
数ヶ月後に予防接種などで受診する際に、念のため確認する程度で大丈夫と聞き、安心して家に帰りました。
BCG接種の際に確認
BCGを接種するため、久々にこの小児科へ訪れました。
予約の際に、心臓も確認してほしいことを伝えていたので、最初に聴診器で確認してもらいました。産まれてから6ヶ月後、心臓の雑音はなくなっていました。
ホッとした後にBCGを打ってもらって帰宅しました。
まとめ
娘は肺動脈弁狭窄症でしたが、軽症だったため大事には至りませんでした。
親の心配をよそに、娘は人一倍大声で泣くしキック力も強いしで、産まれてからずっと元気な赤ちゃんです。7ヶ月経ちましたが、他の病気にはまだかかったことがないです。
今はまだ暑いですが、寒さを感じる季節になってきたら、風邪や熱などに注意していきたいと思います。