ベビー用の玩具、アンパンマンのスマホのおもちゃです。
液漏れしていて音が鳴らないものを修理してみることにしました。
目次
液漏れ具合を確認
まずは電池蓋を外して、液漏れがどれぐらいのレベルかを確認します。
今回は液漏れが結構激しいのがわかりました。固化したものがたくさん付着しています。
電池ホルダーの裏側が画面部分になるので、液漏れで固まって粉々になったものが内側にも付着してしまっています。
この部分は掃除をすれば綺麗になりますが、この裏に基板がある場合は液漏れ被害が大きそうです。上手く修理ができるのでしょうか。
では、早速ネジを外して分解を進めていきます。
- 全ての機械に言えますが、分解するとメーカー保証が無くなります
- 分解・修理・改造は全て自己責任でお願いします
内部の様子
裏側のネジを4本外すと、簡単に開けられるようになっています。
ここで、このスマホのボタンの仕組みについて解説します。
- 右下の黄色ボタン
スライドで電源ON/OFF - 中央4ヶ所の四角ボタン
音が鳴って左上のライトが光る仕組み - 下の楕円ボタン
画面のアンパンマンが左右に揺れ、ボタン右側の青色に付いているレバーが作動して音が鳴る
下の楕円ボタンでアンパンマンが動くのは、電池関係なしにボタンを押せば動くようになっています。
壊れていてもそこだけは動作することになりますが、やっぱり全部動作する方がいいですよね。
内部のネジも外して少しずつ分解を進めていきます。
アンパンマンの画面部分を外すと、電池ホルダーの裏側が見えました。
液漏れのせいでリード線が外れてしまっていますが、ここには基板がなくて良かったですね。
黒のリード線を辿るとボタン裏の基板へ繋がっていますが、リード線が液漏れの影響を受けすぎて、ここにも色々付着してしまっています。
多少の液漏れ程度であれば、リード線の先端を切って綺麗な銅線を露出させてハンダ付けすれば直りますが、これはリード線がダメになってますね。
その上の2本の白いリード線も怪しかったので確認すると、下側は黒と同様の状態でしたが、上側は何とか大丈夫でした。
修理の様子
電池ホルダーの掃除と磨き作業
液漏れによる付着物を少しずつ取り除き、金属部分を磨きました。
ある程度金属がキラリと光る部分が露出していれば通電は可能です。今回も磨けば通電できる状態だったので、このまま使用しています。
新しいリード線に交換する
リード線はそれぞれ同色のものがあったので、同じサイズに切ってハンダ付けしました。
黒と白のリード線の交換が完了したので、この時点で一旦動作確認をして、全てのボタンで問題がないことが確認できました。
その他気になる所は掃除をして、元通りにネジ止めして組み立てていきました。
再度動作確認をする
組み立てた後も動作確認をして問題がないかを確認します。
今回の玩具だと、ボタンを押すと矢印の部分が光って音がなります。薄っすら赤く光っているのがわかりますでしょうか。
画面内の粉々した付着物も掃除したので綺麗になりました。
ボタンを押すと聞こえる効果音は種類が様々あり、メロディも3曲入っています。またレンチキュラーが使われているので、見る角度によって画面に変化があるのも面白いです。
楽しめる機能も多いですし、良い玩具だと思います。
まとめ
液漏れが直せる状態のものでよかったですね。
アンパンマンは男女共に好かれるキャラで、玩具も両方をターゲットにしていてどちらも楽しめるものになっていますね。
また壊れたものがあったら直していきたいと思います。