今の時代、理由は様々ですが結婚式をしないという方も増えてきました。
私達も結婚式をしませんでしたが、代わりにフォトウェディングのみを行いました。
その理由や考え方などについて、まとめてみました。
目次
時代と共に変わる結婚式への考え
結婚式への憧れ
若い頃は、結婚式への憧れが強くありました。
美しいドレスに身を包み、友人や親戚に囲まれて祝ってもらう素敵な1日。
一生の思い出として残るし、私もいつかそういう結婚式をしたいと思っていました。
友人の結婚式や披露宴に参列して
友人が次々と結婚し、私もその結婚式や披露宴に参列してきました。
参列の回数が増えてくると、その場を楽しみながら祝うだけでなく、少し周りを見渡せるようになってきました。
新郎新婦は主役だけども周りに気を遣うことが多く、披露宴では写真撮影や話しかけられることも多いので「食事もほとんど取れてないけど大丈夫かな…」とか。
披露宴進行の様子やホテルの人たちのサービスを見ていて、「打合せでここまでの段取りするのも大変だったんだろうなぁ…」とか。
昔は憧れでしか見てなかった結婚式が、実際は当日を迎えるまで、またその当日も大変であることを段々と理解するようになってきました。
ゼクシィを買ってみる
色々お付き合いを重ねていく中で、プロポーズをされたわけではないのに、様々な式場の相場を知る為にゼクシィを買ってみたことがあります。
良いなと思う式場には付箋を貼ってみたりして楽しんで見ていたのですが、安いプランを見てみても、金額がかなり高くて驚きました。
式場やドレスや料理…拘る箇所でどうしても良いお値段になってくるのだと。
確かに人生で一大イベントではありますが、ここまで出すのは勿体ないな…と思ってしまう自分がいました。
もし結婚式をするにししても、式場は出来れば拘りたいけど、少人数で規模は小さくしたいなと考えました。
夫と結婚する頃には
その後夫と出会って結婚を考える頃、今もそうですがコロナ禍でした。
夫も元々結婚式は小規模でと考えていたみたいですが、友人数名に絞って招待状を送ったとしても辞退される可能性もあるし、コロナで皆が怖がっている中、祝ってもらうのは厳しいと思いました。
どうしようか悩みつつ、ネットで色々調べるとフォトウェディングという選択肢もあることに気付きました。結婚式をせずにフォトウェディングのみという選択も有りなのではないか、と。
そうして夫と色々話し合あった結果、私達は結婚式をしないという選択をしました。
フォトウェディングのメリット
費用を安く抑えられる
結婚式はゼクシィに載っていた一般的な規模のものだと、300~400万円程します。
プラン変更によりカットできるものもありますが、小規模にしても式場や衣装費用、神父の人件費など抑えられない項目はあります。
フォトウェディングだと、スタジオのみ撮影だと数万~10万円未満、ロケーション撮影でも10万~20万円未満で撮影してもらうことが可能です。どのスタジオを利用するかによって金額に多少の差はあるかもしれませんが、私の利用したスタジオだとこの価格帯でした。
私達は費用が抑えれた分、翌年のマンション購入の資金捻出などにも使えたので良かったと思っています。
結婚後でも落ち着いて撮影できる
私達は付き合ってから4~5ヶ月で入籍しているので、結婚までのスケジュールがかなりタイトでした。
引っ越し後、結婚後に必要な手続きな手続きも終えて、無事に生活が落ち着いたところで2人でフォトスタジオへ行きました。
自分達の都合のつくタイミング、また結婚後だと一緒に行動するのも予定が立てやすいのが良かったです。
打合せから撮影日までが早い
結婚式は半年~1年前ぐらいから予約している方が多いかと思います。
早めでないと式場が予約で埋まるので仕方がないですが、フォトウェディングなら打合せから撮影日までの期間が短めです。
私達の場合、ロケーション撮影を行ったのですが、打合せに行った翌月には撮影してもらえました。
短期間で進められるところは予定も立てやすく助かりました。
理想の背景での撮影が可能
若い頃ゼクシィを見ていて気に入った式場は、ステンドグラスの綺麗な教会でした。
「結婚式をするならこういう場所が良い!」と、私が拘りたいポイントでしたが、実際に式を挙げることはなく…。
ですが、私達が申し込んだロケーション撮影では、ステンドグラスのある背景でのプランもあったので、そこで撮影をしてもらいました。
こちらは場所は大阪市中央公会堂になります。
外から見るとステンドグラスに気付きにくいのですが、実は中から見るとこのように綺麗な模様が描かれているのです。
私達はフォトウェディングのみでしたが、実際にここで結婚式ができるプランもあります。
この日はフォトスタジオが挙式のため1日借りていて、式は午前中で終了するので、私達は午後に予約を入れて貰い、式場レンタル費用も安く抑えることができました。
式はしてなくてもステンドグラスと撮影できたというのが、私の中では大きな満足感がありました。
フォトスタジオによって、ロケーション撮影は街や海や自然の中で撮影できるプランもあるので、好みの背景で撮影できるプランを選ぶと、充分満足できる撮影を楽しむことができるかと思います。
家族撮影もしてもらえる
家族撮影も可能という話だったので、当日は母とお義母さん、お義兄さんを呼んで撮影もしてもらいました。
式をしていないと家族写真がないのが寂しいところですが、一緒にしてもらえてとても嬉しかったです。
フォトスタジオによって可能かどうかは変わるかもしれませんが、親にもドレス姿を見せることができ、一緒に撮影も楽しんでもらえたので良かったです。
フォトウェディングでの注意点
衣装は自分の好みがあるか
私達は衣装1着ずつのプランだったので、カラードレスなどは着ていませんが、追加費用で選べたりはできるようになっていました。
ウエディングドレスやカラードレスなど、衣装に拘りの強い方なら事前に確認しておく必要があるかと思います。
私はドレスはそんなに拘りは強くなかったので、申し込んでから試着を楽しんで決めました。母も呼んでいたので、共に盛り上がりながら第一希望、第二希望と決めました。
当日レンタルできるかというのもあるので、希望はいくつかあげていた形になります。サイズへの衣装直しもタイトスケジュールの中進めて下さいました。
第一希望の衣装を当日着用出来て、撮影に臨むことができて良かったです。
髪型やメイクの伝え方
髪型はネットで調べた写真をいくつかピックアップし、それをLINEで担当者の方に事前に連絡していました。
メイクは当日にメイク担当の方にどういった雰囲気にしてもらいたいかを伝えて、メイクしてもらいました。
髪型もメイクも気に入ったものに仕上げてもらいましたが、人によっては失敗して後悔してしまうケースもあるので結構重要です。
当日は時間が限られているので、心配であれば対面打合せの時間で念入りに伝えるか、別途費用を払ってでも髪型とメイクを1度試しにしてもらって確認するのも良いかと思います。
カメラマンによっては癖がある
担当して下さったカメラマンは当日お会いしたのですが面白い方でした。
ですが、ポージングや撮り方をどうしたいか聞かれて伝えると、「そのポーズはちょっと古いですね。今年はこのポーズですよ」と言われて、ポーズを変えられる場面もしばしばありました。
私は元々自分の写真を撮るのが苦手なところがあるので、とりあえずそれっぽく撮影してもらえれば良いかなと思いました。
仕上がった写真を見ると良い雰囲気にできていましたが、人によっては希望通りに撮ってもらえないことに辛さを感じる方もいると思います。
もし打合せ時にカメラマンがいない場合、自分達の撮影してほしいものはしっかりと担当者を通じて伝えると良いかと思います。
撮りたい構図は事前に2人の中で決めておかないと、当日求められた時に思い出せなくてあたふたしてしまうこともあるので、ポーズの練習をしてみるのも良いかもしれません。
家族の了承を得ているか
「自分達の撮影なのに」と思うかもしれませんが、結婚式をせずフォトウェディングの場合は、家族に事前に伝えることが大事だと思います。
私達の場合、家族のみの結婚式もやろうと思えば可能かもしれませんが、それもしなかったので、親としては少し寂しく感じるところもあったと思いますが、私達の気持ちを尊重してくれました。
妹からは「家族のみでもやった方がいいよ」と言われましたが、妹はコロナで帰国できないので揃わないというのもありました。妹には後日写真を送ると喜んでくれました。
家族が自分達の選択にどう思っているか、納得してもらえるのかを確認してから進めていくとスムーズに物事が進んで良いかと思います。
まとめ
私達はフォトウェディングのみで、コロナでなければ選択は変わっていた可能性もありますが、式をしなかったことに後悔はしていません。
式でもフォトでも人それぞれの形があり、今が幸せであれば私はそれで良いかなと思っています。
これからどうしようかと考えている方がいましたら、自分達にとってどの選択が良いかをよく話し合いながら導きだして下さい。