先日シフォンケーキを焼いて美味しくはできたものの、まだ納得のいくものが出来上がってなかったので、焼き方を色々変えて再挑戦しました。
気になるやり方に変えてみてどうなったか、その結果をまとめてみました。
目次
前回感じた今後の課題
前に焼いたシフォンケーキでは、膨らみと型からズレ落ちることを課題として上げました。
これを何とか克服できればと思い、チャレンジしてみたんですよね。
レシピは前回と同じで作っています。
金網に乗せて焼いてみる
まず考えたのが、「天板の上で焼くのでは、熱が下側に上手く当たらないのでは?」ということです。
というのも、天板ではなくステンレスの金網の上で焼いている人もいると知ったからなのです。
もし温度設定のせいではなくて、熱のまわりが悪かったのが原因なら解決できるかも。
そこで私も、耐熱容器を両端に置いてその上に金網を置いて焼いてみることにしました。
設定温度は前回と同じ、170℃予熱したオーブンで25分焼くというものです。天板か金網かの違いだけで、どう変わるか見てみました。
さぁ、結果は…。
うーん…膨らみイマイチですね…。
前回と見た目があまり変わらないというか…。
そしてこれを逆さまにしたら、すぐに生地がベチャッと落ちてきました。
やっぱり落ちるか…なんか前回より落ちるの早くない…?
でも金網のせいで火の通りがわるいというわけでもなさそうです。
天板・金網で大差がないということは、もう温度設定の問題なのだと思いました。
また今度作るか、もう1度作るか…
午前中に焼いてみて、前回と変わらないというか、あまり気に入るものができなかったのは落ち込みましたね。
どうしよう…まだ時間はあるけど、もう1回作るべきか。
そんなに大変な工程はないものの、もう1度作るって考えると、なんかどっと疲れを感じてしまうんですよね…。
その時、私の脳裏に浮かんだのが、漫画『スラムダンク』の安西先生のセリフでした。
「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」
そう、諦めるのは簡単だし楽になるかもしれなけど、そこで終わってしまうんですよね。今日の戦いはここで終わってしまう。
材料はまだ残ってるし、粉ふるいもまだ洗う手前だったから使えるじゃないか。
「こんな結果で今日は終われない…!」と思い、早めにお昼を食べて再び作り始めました。
気合いを入れ直し、再び作る
型に流し込んだ
材料を混ぜ合わせて型に流し込むところまでいきました。
もう抹茶は今回ので使い切りましたね。今日の挑戦ではラストチャンス。
今回みたいに、同じものを連続して作る場合の注意点は、材料の入れ忘れ・手順間違いを防ぐことです。
その日に1度作った記憶が頭の中に残っているので、材料を量ったり入れる工程が全部デジャヴになってしまうんですよね…。うっかりミスに注意です。
温度設定などを変えてみる
オーブンは予熱で温めておいても、焼くために蓋を開けると、その瞬間だけでも一気に温度が落ちてしまいます。
なので設定温度からガクッと落ちてから、再び元の温度に戻ろうとしていくんですよね。それはわかってはいたものの、焦げるのが怖くて高温設定は避け気味な私でした。
ですが、今回は思い切って設定を変えてみました。
- 変更前:予熱170℃設定、170℃で25分(天板使用)
↓ - 変更後:予熱190℃設定、180℃で35分(直置き)
金網作戦でも上手くいかなかったことから、温度が低いと思い、170℃から180℃に変更して少し長めに焼くことにしました。
また予熱は10℃ではなく20℃上げて、蓋を開けた時でも熱が下がり過ぎないようにしてみました。
温度を上げるということは、ヒーターから近い上の部分が焦げやすくなるので、遠ざけるために型は直置きにしてみました。物理的に遠ざけるにはこれしかないかなと…。
さて、これで仕上がりが変わってくれるのでしょうか…?
2度目の焼き上がりは…?
膨らみは、型からはみ出す程にならなかったですね…。
焼き色は、ヒーターから遠ざけたこともあって、まぁ焦げすぎてはないかも。
逆さにして、冷ましてみましょう。
わぉ…!今回は落ちてこないですね!
焼き色は付くけど、これぐらいしっかりめに焼かないといけなかったのか…。
型の内部はどうなっているんでしょう?
気になりつつも、このまま充分冷まします。
充分冷ましたら、スパチュラを滑り込ませて型から剥がします。
水分飛び過ぎていないかな…しっとりしてるかな…?
良さそうな仕上がり
型から出してみたシフォンケーキは、内部の焼き目も程良い感じでした。
また前回の時とは違い、ちゃんと円柱らしい形をしていますね。前のは上が細めで下が広がった、台形や円錐のようなそんな形でした。
高さは6.0~6.5cm以内といったところですね。
今まで作った中では一番高さが出たかも。これは高温にした結果というのもあるかと思います。
味の方はどうかな?
ナイフでカットしてみると、ふんわり切れました。
切った感触としては、パサつきはなさそうでホッとしたり。断面も綺麗な抹茶色を保持してくれています。
丁度おやつの時間だったので、このまま食べてみることに。
ふんわり、しっとりしている…!
前回作った時も、しっとりふんわりはしていましたが、これはまた違います。高さが出ていることもあり、よりふんわりさを感じるのです。
しっとりさも、前回のより今回の方がバランスが良いです。前回のを思い出してみると、これよりちょっと湿気が多かった気もします。
今回のを食べてみて、理想のシフォンケーキに近づいたと感じました。
膨らみ問題解決は難しい
卵白の泡立てにも注意したけども
膨らみ問題については、今回卵白の泡立てにも注意してみた点はありました。
しっかりめを意識して泡立ててみましたが、逆に泡立てすぎだった気もします。これは上手く見極められるようにならないとと思いました。
使用する油も実は注意あり
前回気付きませんでしたが、使用している油もシフォンケーキに向かない油というのもあるので、我が家のはそれの可能性もあります。
ただ、シフォンケーキ用に油を新たに用意するというは今のところ考えていないため、そこが原因だった場合は仕方がないかもと思っています。
材料追加で膨らみに影響も
プレーンタイプのシフォンケーキより、抹茶やココアで味付けしたタイプは粉が追加されているため、膨らみにくいというのはあるそうです。
でも他の人は上手に焼き上げているので、工夫次第でもう少し膨らませることはできると思います。
型からズレ落ちる問題はクリアできたものの、まだ完全に満足というわけではないですね。
他のお菓子作りでも実は温度は気にはなっていたので、予熱については他のお菓子でも色々検討していこうと思います。
まとめ
今月3回もシフォンケーキを焼くとは思いませんでしたが、色々試したことで良い結果を得られたのは良かったと思います。
終わった後に器具を洗う手間は一緒なので、1日に2回焼くのも、体力があれば悪くないのかも…。けど、やっぱり疲れは出ちゃいますね!
焼いたケーキたちはカットして冷凍しているので、好きなタイミングに解凍してまた美味しく食べていきます。