最近観るのにハマっている料理番組は『ブリティッシュ ベイクオフ』です。
知っている方もいるかと思いますが、この番組について紹介したいと思います。
目次
ブリティッシュ ベイクオフとは
この番組は厳密に言えば料理コンテストの番組で、イギリスで2010年から放送されていた人気番組です。Amazonプライムではシーズン1~7まで配信されており、番組としてはシーズン8以降もあるようです。
一般のアマチュア料理家(ベイカー)が毎週与えられるテーマに沿った料理を作り、優勝を目指して技を競い合う番組です。作品はプロの料理人・研究家の2名が出来栄えを審査します。
最初は多かった参加者も、徐々に脱落し人数が減ってきます。番組形式としては、昔観ていたTVチャンピオンを思い出しますね。
作る料理はケーキなどのスイーツ系のものが多いですが、パンやパイ(スイーツorおかず系)なども作っていたりもします。
どういった部分が面白いのか
プロではないアマチュアという身近さ
プロが競い合うのも面白いですが、技術レベルが高すぎて“どれも完璧”のように見えるところがあります。ただただ、凄いなぁと思ってしまうような。
この番組のベイカー達は、一般の中でもレベルの高い人達の集まりではありますが、技術や個性の表現がまだ未熟なところもあるため、審査員から褒められることもあれば色々ダメ出しされたりもします。
プロのような完璧ではないからこそベイカー達を身近に感じ、それぞれに感情移入しやすく、次回のメンバーはどうなるかがドキドキ気になる展開だったりもします。
応援したいベイカーも出てくるので、「頑張って!」と願いながら観ちゃいますね。
ベイカー達のオリジナリティ溢れる作品
オリジナリティで競う場面では、使用食材や作り方など工夫を凝らした作品が次々登場します。
事前に試作して練習しているとはいえ、完成レベルはどれも高くて驚きます。観ていると「私も頑張って練習したら、こんな素敵な作品が作れるのかな…」と思ってしまうほど憧れてしまいますね。
個性的な作品は審査員からのジャッジも良し悪し分かれますが、でも「こういう素材の組み合わせもあるんだ!」と発見があり面白いです。
テクニカルチャレンジの難しさ
この番組はオリジナリティだけでなく、テクニカルチャレンジで競う場面もあります。
テクニカルチャレンジとは、審査員が用意した簡素なレシピを元に、皆が同じ材料でその料理を作るというものです。事前にレシピは知らされていません。
しかも作る料理が高レベルなもので、“作ったことがない”というベイカーが多そうなものを選んでいます。レシピは詳しく書かれていない分、そこから想像力を膨らませて今までの技術を駆使して作品を作り上げなければなりません。
何をすれば正解なのか、どうしてしまうとダメなのか、完成して審査されるまでベイカー達は不安を抱えながら作品を仕上げていきます。
作品に対する審査員のコメントから、ベイカー達が失敗しやすいポイントがわかるので「卵を混ぜ過ぎたらダメなのか」とか「焼き加減が大事なのか」など色々勉強になることが多いです。
オリジナリティ部門では高評価を貰ったベイカーも、このテクニカルチャレンジで評価を落とす場合もあり、誰が脱落してしまうのかは発表されるまでハラハラします。
皆が初めてで同じ材料で作っているのに、出来上がるものが結構違うので、そういった技術力を観るのも面白いです。
料理の歴史も学べる
ブリティッシュということで、作る料理はイギリス伝統料理などだったりするのですが、料理の競い合いの合間に、その料理の起原などについても解説してくれたりします。
当時の料理に詳しい人物の元へ司会者が訪れて、その時代の作り方を聞いたり、当時のレシピを実際に作ってみたりもします。今の料理として形になるまでは、最初は全然違う作り方や素材だったというものも色々ありますね。
現在はスイーツだけど、当時は臓物を詰めていたというのもあったりしてビックリします。
昔の人々の知恵と工夫を知ることができるのも面白いところですね。
実はNHKテレビで現在放送中
Amazonプライムビデオで配信していると書きましたが、シーズン1は現在NHKで放送しています。放送を逃した人のために再放送もしてくれています。
- 放送 :Eテレ 毎週木曜 22:00~
- 再放送:Eテレ 毎週水曜 13:30~
で、今後これから観れる番組はこちらになります。
- 再放送:6月15日『ペイストリー対決・後編』
- 放送 :6月16日『ファイナルラウンド・前編』
シーズン1が終わったらシーズン2はやってくれるかは、ちょっと不明ですね。
内容としてはもうラストが近いですが、Amazonプライム入っていなくて番組を観たことが無いという方、もし興味がありましたら観てみて下さい。
ベイクオフ・ジャパンはプライムビデオだけ
ブリティッシュ ベイクオフが、そのまま日本版としてなった番組がAmazonプライムビデオで配信されています。同じように司会者2人が番組進行して、プロが2名で審査します。
まだイギリスのは全部観れてませんが、こちらも1話だけ観てみました。作品の審査の様子は、キツイ言葉を使わずに出来るだけ優しめなものを選んでいる印象がありました。
ただ各自、制限時間内に思い通りのものが作れなかったりして、悔し涙を流す場面もありましたね。もし私が参加者なら、涙もろいのでやっぱり泣いてると思います…。
イギリス版を先に観ていくか、日本版も同時に観ていくか…観たいものが多いのは悩みますが、面白い番組に出会えたのは嬉しいですね。
まとめ
いろんな美味しそうな料理が出てくるのは、見ていてとても楽しいです。食べてみたい!と思う料理ばかりですね。
限られた時間の中、次々と生み出される作品たちは、みんな個性が光っています。
番組を観ていると私も作りたい気持ちが出てきますね。また何かスイーツを作ってみようかなと思います。