私は3年前、耳にピアスの穴を開けました。
なぜ開けたかも含め、その時の話について書いてみたいと思います。
目次
高校の時の話
わりと自由な校則だった
私が通っていた高校は制服が無く、私服の高校でした。
髪の毛染めるのも、メイクもピアスもOKな高校です。自由といっても、染めている人もいればそうじゃない人もいるし、派手な子もいれば地味な子もいました。一見結構やんちゃな高校に見えますが、レベルでいうと中の上ぐらいでした。
見た目はどうであれ、勉強できる子が多かったんですよね。私は全然勉強ダメでしたが…。
母からの忠告
もうすぐ高校生になるという頃、母からよく言われたのは「髪の毛を染めたり、ピアス開けたら、この家を出て行ってもらう。」というセリフでした。
私はとても地味な人間だったので、高校でガラッとイメチェンするつもりもなく、茶髪もピアスにもこの頃興味がなかったので、「そんなことしないから大丈夫だよ。」といつも返事をしていました。
高校卒業後、今度は妹が高校生になりましたが、妹は毛染めやピアスもしていました。母に聞くと「だって、あの子は言っても聞かないでしょ。」という感じでした。まぁでも、3年経って毛染めやピアスに対する母の考えも変わったんだなと思いました。
私が高校生の頃は、母もまだ若い子の茶髪に見慣れてなくて、“きっと不良になるかもしれない”と心配したのかもしれませんね。
なぜピアスの穴を開けたの?
大人になってから気になっていた
好きなブランドのファッションを楽しんでいる時に、ネックレスも付けたりしていたのですが、耳元の飾りもほしいなと思ったんですよね。
雑誌を見ていても、モデルさんが付けているピアスが耳元でキラっと光るのが、女性らしくて綺麗だなといつも思っていました。
イヤリングという手もあるかもしれませんが、私はこれがとても苦手です。というのも、私はイヤリングをすると頭痛がするので、長時間は耐えられないんですよね。耳も挟まれて痛いしね…。
なので「ピアスでいつかオシャレを楽しんでみたいかも…」と度々思っていました。
やり残したことだったから
そして2019年4月頃、私はぼーっと考え事をしていました。
“もうすぐ令和かぁ。平成で何かやり残したことないかな…”
“あ、ピアス開けてないな…。そうだピアスを開けよう!”
とその時に思いました。
いや、なんでそれやねんって話ですね。もっと他にあるやろ?みたいな。
でも思い立ったが吉日と考え、ネットで瞬間ピアッサーを2個注文していました。
ちなみに毛染めは数年前に経験済みです。染めてはみたけど、どうも私は黒髪の方が似合うなと思ったのでやめました。周りの反応も黒髪がいいという感じでしたね。
さぁ、ピアスの穴を開けよう
手が震えてできない
注文していたピアッサーが届き、説明書を見ながら手順通り進めることにしました。
マジックで耳たぶに小さく点印を付けて、ピアッサーを耳たぶに挟み、鏡を見ながら位置を調整して構えます。ピアッサーを押し込むと、針が貫通後にそのまま仮のピアスが装着されるという仕組みです。
さぁ、これをグッと押し込むだけだ…!
で…できへんって…!
私は注射や採血も怖いんですよね。刺さるところとか怖くて、思いっきり違う所を見ます。そんな奴が自分でピアスの穴を開けようとするから、そりゃ大変。
ピアッサーを押そうとするのに、怖さで手が震えてちっとも押せません。一瞬だからあまり痛くないと書いてあったけど、やっぱり怖いって…。
まるで銃の引き金をひくような、そんな気分でした。
よし押すぞ
10分、15分と時間だけが経過します。段々と腕がダルくなってきて休憩したり、「マジックの位置がおかしいかも…」と書き直してみたりもしてました。
私いつまでこんな事やってるんやろう…もう今度こそ押さないとな…。
そう思い、開けたい位置に構えて“いくぞぉおおお!”という気持ちでピアッサーをグッと押しこみました。
カシャッという音と共に一瞬痛みがきて“……ぁぎゃっ”となりましたが、その時にはもうピアスが装着されていました。血が出てくることもなく、早くてビックリしましたね。
痛くないことはないですが、ジワジワした痛みではなく一瞬なのがほんと助かります。安心したので、2回目もすぐに貫通させてピアスを装着できました。
貫通後は痛みはないので、膿んだりしないように毎日消毒液を綿棒でちょんちょんと穴周辺に付けて過ごし、1~2週間後にようやくそのピアスを外してピアス穴が完成しました。
ピアス探しが楽しくなった
以前は通り過ぎていたピアスのショップでしたが、今は立ち寄ってピアスを見るのがとても楽しくなりました。私は金属アレルギーはないので、デザインで選んで買っています。
でも買ってるのは樹脂ピアスの割合が多かったりしますね。樹脂だと柔らかくて耳が楽というのもあって、気に入っています。
まとめ
昔はピアスに興味がなかったのに、年月が経つとやはり考え方も変わってきますね。怖かったけど、自分で思い切ってやってみて良かったです。
ピアスの楽しさを知ることができたのも嬉しいですね。