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ボタン電池の液漏れ!錆びてしまった『ボイスメモ』の修理

ママレードボーイ『ボイスメモ』(1994年製)のジャンク品を入手しました。

ジャンク内容は、ボタン電池の液漏れ・錆びによるものでした。

  • 全ての機械に言えますが、分解するとメーカー保証が無くなります
  • 分解・修理・改造は全て自己責任でお願いします

 

 まずは動画をご覧いただきたい

今回の修理ではお酢とやすりを使った修理を行いましたが、どんな感じで作業を行うかを動画で撮影し、それを早送りで短くしたものを動画に盛り込んでみました。

修理しながらの手元撮影は、カメラに手をぶつけそうになったりと少し苦手ではありますが、今回は撮影しやすい修理だったのでよかったです。作業中は手元に顔を近づけて確認したい場面もあるのですが、撮影中だとそれができないので難しいんですよね。

電池ホルダーが少しずつ綺麗になっていく様子がわかるかなと思います。

おもちゃ修理動画

 

修理工程を除いた紹介動画も作りましたので、「ボイスメモの操作方法が知りたい」という方のお役にも立てるかなと思います。

おもちゃ紹介動画

 

 お酢を使用する修理方法

電池の液漏れは、過去に何度か記事にしている修理方法ですね。

ただ、動画の方では過去にあげた『アンパンマン自販機』ぐらいしかなく、そこでは修理工程があまり具体的に撮影できていなかったので、今回は錆びを磨いていく様子を撮影していました。

お酢磨きは私がよくやる方法ではありますが、それなりに注意が必要でそれを記事だけで伝えるのもなぁ…と思っていたので、いつか動画にしたいと考えていました。

今回はようやく動画にできたので、細かく書いてみようと思います。

作業では手袋とゴーグルを

動画内にも書いていましたが、作業は手袋とゴーグルを付けた方がいいです。

手袋はビニールかゴムで水分が染み込まないタイプが安心です。磨いたことにより、お酢と錆びが混じった液を手で直接触れるのを防ぐためです。

まぁ普段私は素手の方がやりやすくてやってしまうことが多いのですが、それは全くオススメできません。体によくない液だと思いますので…。

ゴーグルについては、電池ホルダーを磨いていると、液が跳ねて目に飛んでくることが度々あるからです。実際今回もこの作業を始めた時に、最初ゴーグルをかけるのを忘れていて目に飛んできました…いやぁ、ほんと危険ですね。

飛ばさないようにするのが一番ですが、電池ホルダー部分がしなって跳ねてしまうことが多いので、ゴーグルは付けておいた方が安心かと思います。

数滴垂らして地道に磨く

ヘラに付けるお酢は1,2滴ほどにします。それを青錆の部分にかけると、最初はシュワッと音を立てて泡が出ますが、ひるまず磨いていきます。力加減は強すぎず弱すぎず、錆をザリザリと落とせる程度の力であればよいかと思います。

強く磨いてしまうと、電池ホルダーが折れてしまう可能性があります。ただでさえ錆びの影響で金属が脆くなっていたりするので、自分の手で破損させてしまいます。

数滴ずつ垂らす理由は、余計な箇所に液が流れていかないためでもあります。他の電子パーツにかかって壊してしまうのを避けるためです。

基板から電池ホルダーを外しているのであれば、お酢に丸ごと漬けて磨くという荒業をすることもあります。(長く浸すと金属によっては溶かしてしまうので注意)

磨いた液は綺麗に拭き取る

ある程度磨くと、液がだんだん黒っぽく濁った色になるので、それを綿棒やピンセットで挟んだティッシュなどで拭いていきます。そしてまた1,2滴のお酢で磨いていく…というのを繰り返します。

毎回液をちゃんと拭き取るのは、これも余計な箇所に液が流れていかないためです。電子パーツは液がかかってもタフなパーツもありますが、繊細なものもありますので、他に影響が出ないように注意しながら作業を進める必要があります。

作業の最後には必ず液が残っていないか確認します。お酢も水分ですので、残っていたらまた錆びを発生させる原因にもなってしまいます。

腐食が酷い場合は諦めて交換

電池の液漏れが少量であれば、電池ホルダーの金属も復活させられますが、液漏れが激しいと腐食も酷くなり、お酢の錆び磨きだけでは復活させられなくなります。磨いている時に、金属が削れたり折れたりしてしまいます。

そういう時は諦めて、液を綺麗に拭き取ってから、半田ごてで新しい電池ホルダーと付け替えます。液漏れが酷いと電池ホルダーだけでなく、基板にも影響が出ている場合があるので、そこもチェックは必要ですね。

 

 耐水ペーパー(ヤスリ)は便利

昔に買ってずっと使っていたヤスリがなくなったので、少し前に耐水性のヤスリを買いました。

Amazonでも圧倒的な人気でしたが、実際使ってみて良かったです。耐水性だからお酢と一緒に磨いてもへたりにくいし長く使えました。

ヤスリはこのAmazonでのページだと、80~10000番まで色んな種類があります。この番手は、数字が小さいほど粗くザラザラとしていて、数字が大きいほど目が細かく仕上げ用として使われるものになっています。

私は400番(細目)を使用していて、錆び落としだけならもう少し粗い方がいいのかもしれませんが、粘土造形などで表面を綺麗にするのに使用したりもするので、これぐらいが丁度良いのです。

ヤスリをいくつも揃えておくのもアリですが、以前大して使わなかったのでよく使う番手だけ買うようになりました。1箱に結構入っているし、使う時は小さく切って少量しか減らないので、これはしばらく持ちそうですね。

 

 まとめ

今回はボタン電池の液漏れ修理を行いましたが、お酢とヘラ・ヤスリを使うと、青錆が付いていた電池ホルダーも通電まで復活させることができました。

腐食がどこまで進んでいるかで難易度は変わってはきますが、運がよければ修理ができて問題なく遊べるようになります。

電池が液漏れしてしまったおもちゃ、「もう遊べないから捨ててしまおう…」となってしまうのでしたら、捨てる前に修理に挑戦してみるのもありなのかもしれません。

 


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