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マリオな花瓶カバーを作ってみた〔はてなブロック・スーパーキノコ〕

久々に粘土工作をやってみました。

マリオに出てくるアイテム、はてなブロックスーパーキノコのデザインで、花瓶カバーを作ってみました。

 

 用意するもの

材料一覧

〔100均で購入〕

  • クリアシンプルケース キューブ
  • with539 ペン立て
  • 石粉粘土(3袋)
  • ボンドGクリヤー
  • 丸筆(下地・仕上げ用に)
  • グロスバーニッシュ  

〔画材屋・その他で購入〕

  • ヤスリ
  • 丸筆と平筆のセット(カラー塗装用に。平筆のみ使用。)
  • ジェッソ
  • ターナーのアクリルガッシュ

使用した材料はこのようになっています。

元々所持していたものを、使ったりもしていますね。

石粉粘土について

私は昔は樹脂粘土でドールハウスなどのミニチュア作製もしていたことがありますが、どちらかというと石粉粘土で造形物を作る方が好きで、昔は色々作品作りを楽しんでいました。

石粉粘土は乾燥すると固くなり丈夫になりますが、水で濡らすと水分を吸ってまた形を変えやすかったりもするので、私は気に入っています。

デメリットといえば、普通の粘土より重いところです。他の粘土だと軽く作れる作品も、この粘土の場合同じ量だけ使っても重量が出てしまうところですね。

いつもは画材屋で売られているものを使用してましたが、今回は100均のを使ってみました。キメの細かさでは劣ってしまうところはあるものの、いつでも入手がしやすい素材ではありますね。

私は石粉粘土を使用しましたが、他の粘土で作るのでもいいと思います。100均粘土の特徴を調べたサイトなどもあるので、そういうのも参考にしながら選んでみるのもいいですね。

ジェッソ

こちらも昔によくお世話になった下地剤です。

ジェッソは容量のサイズが色々あり、当時は500g程あるものを使っていました。

塗装の前にこれを塗っておくと、色がしっかり塗布でき、発色も良く表現することができます。また、通常では水分を弾いてしまうプラスチックなども、これを塗っておけば、上から絵の具で塗ることもできるんですよね。

一時期100均でもジェッソが売っていた頃もあるそうですが、現在は販売されていないようです。

ジェッソは白以外に黒もありますが、今回のように明るい色を出したい場合はこちらの方が良いです。

ターナー アクリルガッシュ

私はこのアクリルガッシュが好きで、今回はまた新たに買い直しました。

画材屋に行くと色の種類がほんと豊富にあるんですよね。メタリック系やパステルカラーなど、これよりもう少し大きいチューブで売っていたりするので、それらをよく買い集めてました。

粘土の塗装は、普通の水彩絵の具でも一応できなくもないですが、アクリルガッシュは発色が良いので、1度使うとずっとこれを使ってしまうんですよね。

筆を100均と画材屋の両方で揃えた理由

これは私のただの拘りなのですが…。

下地と仕上げで使用する液剤は絵の具とかではないので、筆が傷むのが心配だったんですよね。こういうのは、傷んだ時にまだ捨てしやすい100均の方がいいのかなと思いました。

カラー塗装では慎重に塗っていきたかったので、筆がしっかりして塗りやすそうな画材屋の方を選びました。昔にアクリルガッシュで塗装していた頃も、こういった筆を使っていました。

100均の筆のデメリットといえば、持ち手が劣化しやすいこと、また筆の毛が抜けやすいところかなと思いますが、カラー塗装も100均のでも特に問題はないです。

 

 成形作業

100均で購入したクリアケースとペン立てに、粘土を盛っていきます。

粘土で1から形を作っていくより、こうして既製品の容器を使用した方が、元々の頑丈さと垂直水平な形をそのまま利用できるので良いかと思います。

容器が金属類だと、粘土の湿気で錆びる可能性もあるので、できればプラスチック系の方が安心です。

粘土は、盛る→乾燥→盛る→乾燥…を繰り返して、形を整えていきます。

粘土なので乾燥すると若干の縮みがあるのですが、その際表面がでこぼこしてしまったら、粘土を盛り直して調整します。水で濡らして粘土を盛ったり削ったりで、理想の形に近づけていきます。

今回の場合、ペン立ては穴がたくさん空いていたので、内側は粘土で埋めるのが少し面倒なところではありますね。埋めておいた方が、引っかかりがないし埃も溜まりづらいので、まぁ良いかなと思います。

最後に表面をヤスリで滑らかにしたら、成形作業は終了です。ヤスリがけは粉が舞うので、吸わないようにマスクをしましょう。

 

 下地 → カラー塗装 → 仕上げ

下地塗装

ジェッソはそのまま使ってもいいですし、若干水で薄めてから塗布してもいいです。

厚塗りしないように注意します。薄く伸ばして、乾燥したらまた重ね塗りをするという作業の方が綺麗に下地塗装ができます。

下地塗装は粘土の部分は3回ぐらい、プラスチックの部分は5回ぐらいしています。どうも透けないかが心配だったんですよね。

カラー塗装

絵の具を水で適度に薄めて、色の乗せていきました。

最初に面積の広い色を塗って、次に細かなパーツの色を塗り、はみ出た箇所を徐々に修正という感じにしました。

1回塗りだとまだら模様になったりもしたので、濃さを一定にするために重ね塗りをしています。ただ、塗り方によっては色部分だけひび割れを起こす可能性もあるので、様子をみながら丁寧に作業をしていきます。

仕上げ塗装

仕上げにはグロスバーニッシュを使用しました。いわばニスみたいなものです。

薄く伸ばすように塗っていき、こちらも数回重ね塗りをしました。

厚塗りすると均等にならずに乾燥もしずらいので、じれったいかもしれませんが、塗っては乾かすを繰り返し、全面を塗っておきます。

花瓶カバーであるので、特に内側に関しては水がこぼれても大丈夫なように、塗る回数は多めにしておきます。

 

 はてなブロック・スーパーキノコの完成

こちらが完成した花瓶カバーになります。まぁそれっぽく仕上がったかなと思います。

はてなブロックは粘土をそんなに盛っていないので軽めではありますが、キノコは頭にたっぷり粘土が詰まっているので結構重いです。

キノコを軽い仕上がりをしたい場合は、頭の部分を出来るだけ軽量粘土を盛ってから、石粉粘土で微調整をして仕上げると、軽くて丈夫な作品になります。

ベランダのバラを摘み取ってきて、瓶に生けてみました。

この瓶は、前に食べて美味しかったコンフィチュールの空瓶ですね。ラベルがおしゃれだったので取っておいたものです。

「花を入れたら確かに花瓶になるけど…ジャム瓶やん!」っていう話ではあります。

はてなブロックに入れてみると、サイズ的に丁度良い感じです。

ファイヤーフラワーではなく、バラが出てくるブロックですね。

キノコにも入れてみましたが、こちらはちょっと深めなので瓶はすっぽり隠れます。

夫からは「キノコから花が生えたらおかしいやろ~」と言われましたが、これはこれで可愛い気もするんですけどね…。

ピーチ姫の持ち物にこういうのもありそうなイメージ。なんとなくね…。

まぁ元々ペン立てなので、このように文具を入れて使うのも良いかなと思います。

ゲームのスーパーキノコは、はてなブロックから飛び出すと、すすすーっと滑って逃げていきますよね。この子は逃げないのでそこは安心。

 

 当初は花瓶カバーではなかった?

最初にこの発想が出た時、実は花瓶カバーじゃなくて、プラントカバーとして考えていました。花が咲いた植物のビニールポットを入れて飾るような、そんなイメージです。

ですが、私がこれを作るタイミングに、都合よく植物が育ってなかったんですよね…。夏秋に咲く予定の花たちは、まだ緑の小さい葉っぱがついているだけ。

なので花瓶カバーに変更したというわけなんです。

とりあえず、入れ物として何でも使えそうな感じです。

  • 花瓶を入れるのも良し
  • ビニールポットを入れて飾るのも良し
  • 文具を入れるのも良し

ニスを重ね塗りしているとはいえ、水をバシャバシャ使うのには向いていないかと思いますが、インテリアとしての使い道は色々ありそうです。

 

 リビングに置いてみた

試しにリビングのテレビ前に飾ってみました。遠くからでも存在感がありますね。

マリオのアイテムは、シンプルかつ分かりやすいデザインが多いです。

作品としては作りやすいし、それが“何のアイテムなのか(今回なら、はてなブロックとスーパーキノコ)”が、ゲーム好きな人には気付いてもらいやすいところがあります。

模様はでこぼこと立体的に作ることによって、ただ色で塗り分けだけよりもリアリティが増します。表現には手間はかかりますが、のっぺり感が出ない仕上がりになります。

 

来月の今頃には夏休みが始まりますね。お子さんと一緒に粘土工作をして、楽しい思い出を作られるのも良いかもしれないです。

 

 YouTubeに動画を載せています

材料紹介を箇条書きしましたが、動画では1点ずつ写真に撮ったものや、徐々に仕上がっていく様子を撮影したものを載せています。

作ってみようかなという方は、動画も参考にしながら作業を進めてもらうと、わかりやすいかなと思います。

動画ページ

 

 まとめ

久しぶりの粘土を使った造形でしたが、昔に色々作っていたのを思い出して楽しかったです。

また何か思い付いたらチャレンジしてみようかなと思います。

 


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